2017年10月30日月曜日

そらまめくんのベッド(福音館書店)

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台風とともに私と息子の体調不良も吹き飛びました。
その代わり昨日は娘と息子と3人で同じ布団に寝ちゃったので
全身が痛い痛い(^^)
年を重ねるたびに寝た後のスッキリ感が失われるのは私だけでしょうか?!

そらまめくんのベッド(福音館書店)




なかや みわ さく・え

定価 743円(税別) 
全28ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

こどもから、寝る前に読むのはこれだねと
いわれちゃうほど、表紙が寝る前にピッタリ。
そらまめくんが月明かりに照らされながら
とっても気持ちよさそうに眠ってます。
幸せそうだなぁ(^~^)

~読み聞かせの感想~
そらまめのかたちって確かに顔にすると
可愛らしくなる輪郭ですよね。
ここに出てくる主人公も可愛らしい。

お話はそらまめくんがとっても気持ちのよさそうな
さやのベッドを持っているところから始まります。
周りのグリンピース君やピーナッツくんも
あまりの気持ちよさそうな様子に自分も寝てみたいとお願いします。

でも、大切なベッドをそらまめくんは簡単に貸すわけにはいきません。
みんなのお願いを次々に断ります。
そんなある日、ちょっと目を離したすきに
大切なそらまめくんのベッドがなくなってしまいました。

他のおまめさんたちが、欲しくて盗んだのかと思いきや、
大事な生命の誕生に使っている鳥を見つけました。
見つけたらすぐに返せというつもりでしたが
そらまめくんはそっと様子を見つめます。

読み聞かせでは、娘がそらまめくんはがまんした!
と嬉しそうに話してくれました。
最後にみんなで過ごす場面など、
ほんわかする姿が見られます。

いつも優しい絵を描かれるなかやみわさん。
今回も、子どもたちの寝ている姿のような
無垢で柔らかい、優しい絵がたくさん見られ
おすすめの絵本です。


2017年10月25日水曜日

こげぱんのピクニック(ソニー・マガジンズ)

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小学生の修学旅行中のバスが
玉突き事故に巻き込まれたという報道。
誰があっても悲惨な事故だけど
楽しい車内が一変する恐怖は
子どもには味あわせたくない・・・
お出かけは楽しい思い出であってほしい。

こげぱんのピクニック(ソニー・マガジンズ)




たかはし みき 作・絵
定価 1300円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

なんだかとっても不器用なこげぱんくん。
うちの子とは少しタイプが違うけど
どこかにはいそうな子。
子どもたちは、こんな子がいたらどうしようか
あーだこーだと話し合っていました(笑)

~読み聞かせの感想~
たくさんのシリーズがでているこげパンくんの絵本。
とっても可愛らしい表紙なのに
こげパンくんの目が白目。

どこか空虚な感じが漂っています。
人生に疲れちゃったのでしょうか。

自分がこげているのがコンプレックス。
だからいろんな人やことに不信感。
なかなかみんなと行動できません。
でも心の中では、いつも周りを羨ましく思う気持ちも。

そんなときみんなでピクニックに行くことになりました。
みんなでお弁当の準備をしたら、
やっぱり不器用で上手くいかないこげパンくん。
途中で拗ねてしまうこげぱんくん。
でも、みんなはあきらめません。

声をかけ、励まし、褒めて
なんとかみんなで楽しもうと働きかけます。
そんなみんなと仲良くなることができるでしょうか?!

読み聞かせでは、文字を読み上げることもしますが、
どちらかというとキャラクターの表情だったり
行動を解説しながら読み進めていきました。
始めは「こげパンくんダメだよね」ばかり言っていた妹も
最後には、「こげパンくんにこうやって声かけたらいいよね♪」
と相手を考えることができました。

思わぬ効果!
キャラクターの個性がはっきりしているので
幼稚園生にもわかりやすかったようです。

2017年10月24日火曜日

いじわるなないしょおばけ(ぶんけい)

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子どもが初めて嘘をついたとき
ちょっぴりショックでした。
成長のあかしなんて思えなくて・・・
いまだに、子育ては新米だなって思います。

いじわるなないしょおばけ(ぶんけい)






作:ティエリー・ロブレヒト
絵:フィリップ・ホーセンス 
訳:野坂 悦子

定価 1300円(税別) 
全26ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

子どもたちが思わず口を押えちゃう作品
誰でもあるよね、失敗しちゃうこと。
怒られたくないし、恥ずかしいし。
どうしても本当のこと言えなくなっちゃう。

でもね、強くなって
本当のことが言える人になれるといいね。

~読み聞かせの感想~
普通の女の子の普通の生活にちょっとしたハプニング。
でもそれが、ちょっととんでもないことになっちゃう。

それは、おばけ。
おかあさんの大切なネックレスを壊しちゃった主人公。
いつもはちゃんとごめんねが言えてるはずなのに、
突然の出来事で
思わず嘘をついちゃった。

壊したことを知らないって・・・

この場面、よくあったなって私が思いました。
小さいころ、よくこうやってごまかして。
でも不思議なもので親はちゃんとわかってる。
顔色なのか、声なのか、
でも私も親になってわかるんです。
子どもたちがいつもと違うなって。

そして、小学2年生の息子も
年長さんの娘も
ごまかしちゃいけないけど、
ごまかしちゃうことあるな~と
話してくれました。

嘘をつくたびに口からあらわれるおばけさん。
最後には、とっても納得する付き合い方を提示してくれます。

人は強くない。
ミスだってする。
そんな自分としっかり向き合う。
メッセージをすごく感じました。

2017年10月22日日曜日

おたすけこびと(徳間書店)

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図書館に行ってきました。
東京も台風本体というよりは
秋雨前線の雨が激しくて
スカスカの図書館でした。
こちらでは一人20冊が限度なのですが、
二人で40冊・・・
重いよ、重い・・・

おたすけこびと(徳間書店)





なかがわ ちひろ 文
コヨセ・ジュンジ 絵

定価 1500円(税別) 
全38ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

大雨の中見たクレーン車
倒れたらどうしようね~
という妹に兄が
倒れないように固定されてるの!
とお説教。
でも倒れる事故が起きてるんだよなと思いつつ。
絵本のこびとたちは
とっても鮮やかに重機を扱います♪

~読み聞かせの感想~
表紙の表と裏を全開をにすると
クレーン車とたくさんのこびとが現れます。
小人さんたちの描き方は単純ですが
どこか一人一人が楽しそう。
小さな体で精いっぱいの役割を果たす感じが
読んでいる人に健気さを感じさせます。

物語はある家庭から依頼されたお仕事。
小人たちが重機を使って
大がかりな作業にかかります。

人数もゆうに100人は超えるでしょうか。
出てくる重機や車両も多く
読み聞かせ中に
ミキサー車!
ショベルカー!
これはコンクリートを混ぜてるんだねなんて
とっても楽しい会話が弾みました。

でも読み進めていくと、
あれれ??
作っているものから湯気が出てくるね!
変だね?!

そうなんです。
小人さんのお仕事は
誕生日に欠かせないあるものを作るよう依頼されたのです。

絵本のサイズがワイドでそこら中に小人さんがいます。
端から端まで目で追って
たくさんの発見があります。

みんなでわいわいガヤガヤ
楽しく読める本ではないでしょうか!

2017年10月20日金曜日

ぎゅっ(徳間書店)

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風邪から復活しました!!
東京は台風が迫ってきています。
皆さまのところは大丈夫でしょうか?!
子どもたちのエネルギーゲージが満タンで困ってます(笑)
明日は図書館に行こうかな?!

ぎゅっ(徳間書店)




ジェズ・オールバラ 作・絵

定価 1400円(税別) 
全30ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 7分程度

とにかく「ぎゅっ」がしたかったです。
お互いに(^^)
とっても都合の良い絵本。
絵本を読んでいるのか、
「ぎゅっ」を繰り返しているのか分からなくなっちゃう
とっても中身以上に家族の中を深めてくれる絵本!!

~読み聞かせの感想~
とっても、言葉の少ない絵本。
「ぎゅっ」がほぼ9割!
でも、そこには素敵な世界観が広がっています。

とても広そうなジャングルに
ゴリラかな?!
主人公のお猿さんが楽しげに歩いてます。

お散歩か冒険か、はたまた迷子なのか。
理由ははっきりしないけど、
ジャングルの中を一人で歩き進めます。

すると、そこには動物たちがいっぱい。
ゾウにカメレオンに蛇にキリンに・・・
ページをめくるたびに、
素敵な動物たちが現れます。

この時点で子どもたちに読み聞かせていると
次の動物は何か興味津々。
でもどの動物もとっても仲睦まじく、
それを見てサルくんは思わず「ぎゅっ♪」

たくさんの「ぎゅっ♪」を見るたびに、
心に芽生えた愛情を欲する心。
最後はどのように満たされてるのでしょうか・・・

ゴリラかな、さるかな、主人公が親子でぎゅっとする瞬間は温かいです。
少し寒くなったこの時期、家族や愛する人と
「ぎゅっ」
しませんか!!

2017年10月17日火曜日

こんにちは!へんてこライオン(小学館)

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見事に風邪ひきました・・・
子どもたちは未だに皆勤賞なのに
私が先にダウンです(笑)
バファリンみたいな雰囲気にはならず
私が寝込んでいても
バタン・ガタンと物音だらけ。
でも、それがうちって感じでいいのかな。

こんにちは!へんてこライオン(小学館)



長 新太 さく

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

へんてこライオンっぷりが
最後まで威力を発揮!
子どもたちは、次はどんな変身をするのか
興味津々で聞いてくれます。
でも、登場人物の男の子との会話、
笑えるくらいハチャメチャですよ。

~読み聞かせの感想~
うちの家族は、上野動物園が近いこともあって
しょっちゅう動物と触れ合っています。
なのに、長男はまだ最後の殻を破れず、
不意を突かれたひよこにも慌てふためく男の子ですが・・・

今回は、とっても特徴的な絵の絵本です。
いかにも怪しそう・・・

主人公のへんてこライオンはなんにでも変身できるスーパーライオン♪
そして、小学生の男の子たちと絶妙な掛け合いで
物語は進んでいきます。
正直、お話は放りっぱなしの投げっぱなしな感じ。
よく言えばものすごく大胆で、
何に変身するかなんて大人でも予想できない展開です。

「へんてこライオンのお話です!」
このフレーズがたびたび出てくるのですが、
段々と子どもたちもそのリズム感に乗ってきて
最後に(なぜかさいごにもフレーズがある)ご唱和になりました。

たくさんのシリーズがあるこの「へんてこライオン」
みんなで元気よく読み進めていきたいなと思う
素敵なシリーズです。


2017年10月14日土曜日

エーくんビーくん なんでもつくります!(偕成社)

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今日は長男が半ドンの日。
土曜登校日でした。
雨だけど、やっぱり友達に会えるのは嬉しそう。
うちもそうですが、
互いに習い事をしていると
なかなか放課後に遊べません。
私もこんなに忙しかったかなぁ・・・

エーくんビーくん なんでもつくります!(偕成社)



中垣 ゆたか さく

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 25分程度

読み聞かせではなかった(笑)
マンガのようなカット割りに
小学生の息子はとびつきました。
家族みんなでというよりは
一人で絵本の隅から隅まで読み込んで
たくさんの発見を楽しめる絵本ですね。

~読み聞かせの感想~
娘は将来大工になるのが今のところの夢です。
もうこの夢を持ち始めて3年ほどになります。
結構ブレずに生きてます。

そんな娘が見つけたのがこの絵本。
表紙がとってもカラフルな色使い。
物を作る楽しさにあふれてます。

物語はちょいと変わったメカシティに住んでいるエーくん、ビーくんが
街の困っている人たちを物つくりで助けちゃうお話。
この物つくりが大工仕事ではなく、
なんとメカ作り!!
ロボットなんて枠には収まらない
便利で大胆な、時には荒々しいメカが登場します。

ただ、この絵本。
読み聞かせって観点から見ると、
マンガのようなコマ割りがされていて、
難しいんです。
絵本としては、想像膨らむ楽しい絵本。
ただ読み聞かせとしては、お勧めしない絵本です。

2017年10月12日木曜日

ちょっとだけ(福音館書店)

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東京の温かい秋も今日で最後だとか。
子どもたちは、思う存分公園遊びを楽しんでいました。
長男は今月誕生日。
今の子は小学2年生でパソコンの調べ学習があるらしく、
必死にお目当ての自転車を検索中です(笑)

ちょっとだけ(福音館書店)



瀧村 有子 さく
鈴木 永子 え
 
定価 800円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

読み聞かせが終わった後
何とも言えない柔らかい優しさに
包まれたような不思議な感覚があります。
子どもたちも照れて恥ずかしいけど
でもよくわかる内容で・・・
甘えるというか、
まだ一緒にいたいと言ってくれました。

~読み聞かせの感想~
小学生にはなっていない女の子が主人公です。
生まれたばかりの赤ちゃんがいて
お母さんはそちらの面倒を見ることが増えました。

そんななか、主人公の女の子は
「ちょっとだけ」を合言葉に、
できることは自分でやっていきます。
なかなか上手くいかなくて、
大人からみるとちょっとだけしかできていないけど
この子にしてみたら大きな挑戦だなって思いました。

でも、これって実は我慢の裏返し。
お母さんに頼りたくても頼れない。
そんな彼女が、友達のお母さんに
「お姉さんになったのね」 と問われ
「ちょっとだけうなずいた」という場面には
思わずグッとくるものがありました。

最後のお母さんの何気ない
それでいて温かい言葉
すごく沁みました。

2017年10月10日火曜日

ものすごくながいちょんまげのとのさま と ものすごくながいおひげのおうさま(教育画劇)

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今日は娘の運動会の振り替え休日。
息子さんは元気に学校へ行ったので、
二人きりの時間です。
近くの都立公園でのんびり遊んで、
めったに入れないカフェに入って。
なんだか久々に癒された一日でした♪

ものすごくながいちょんまげのとのさま と ものすごくながいおひげのおうさま(教育画劇)



石崎なおこ 作
定価 1300円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

こだわっていることって、
ある時、突然変わったりするんですよね。
私も中学生の時は、毎朝ドライヤーで
髪の毛と格闘していましたが
今では、ナチュラル(笑)
こどもたちは、とにかく題名を
早口言葉のように楽しんでいました。



~読み聞かせの感想~
題名が長くて手に取った一冊。
作者や出版社の思惑にはまったかな。
でも、場面設定が面白いんです。
ものすごくながいちょんまげのとのさまと
ものすごくながいおひげのおうさまが
床屋で鉢合わせ。

道端じゃなくて、お城や戦いの場じゃなくて、
床屋・・・

王様やお殿様はお抱えの髪切り職人がいるんじゃないのと
突っ込みを入れたくなりますが、
そこは絵本なのでぐ~っとこらえます。

長いひげと長いちょんまげ
もうギャグアニメのように、
自由自在に操り、自慢大会になりかけます。
そして最後にはケンカ。
お決まりパターンです。

でも、そこで発生した問題と解決方法は
読んでいるみんながすっきりする内容でした。

中身があるかと言われると怪しいですが、
単純にみんなでニコニコしたい人に
おすすめの絵本です。


2017年10月9日月曜日

ショッピングカートのぼうけん(徳間書店)

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昨日は娘の幼稚園ラストの運動会が
無事終わりました!!
本当に自由な幼稚園で、遊びの延長のような運動会だけど
やっぱり子供の成長が見られるのはうれしいですね。
昨日は久々に余韻に浸ってしまいました。

ショッピングカートのぼうけん(徳間書店)


ビビ・デュモン・タック 文
ノエル・スミット     絵
野口 絵美       訳

定価 1500円(税別) 
全28ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

ショッピングカートが夜な夜な
街をうろついてたら怖い!!
でも、それは絵本の世界。
不思議な世界と暗めな場面設定に
子どもたちは興味あり。

~読み聞かせの感想~
いつもどんな商品があるのかなと楽しみにお店に行くことはあっても、
買われた商品がどんな場所に行き、どんな使われ方をするかなんて
考えたことはありませんでした。

この絵本は、あるスーパーマーケットのショッピングカートが
購入された品物がどこに行き着くのかを確かめたくて
初めて外の世界に旅に出ます。
なかなか品物には出会えませんが、
最後にはちょっとした謎解きもあります。

子どもたちも、この絵本を読み進めるにあたって
自分たちであのスーパーのお魚はこんなおばちゃんが買っていったよね
なんて話をしていました。

オランダ生まれのこの絵本。
ちょっぴり暗めの場面設定が続きます。
読み聞かせの時には、どちらかというと
静かな声で雰囲気を出すと子どもたちもじっくり聞いて
くれるかもしれません。

 秋の夜も長くなりました。
静かな夜に、ゆっくり読みたい絵本かなと思います。

2017年10月7日土曜日

ぼくはまいごじゃない(岩崎書店)

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今日は娘の運動会が雨で延期になりました。
朝は肌寒く、午後からは晴れて温かくなりましたが、
明日は晴れるようだし、良かったかなと思います。
明日は、両方のジジババ大集合♪
お弁当作りで、何時おきになるのでしょうか(笑)

ぼくはまいごじゃない(岩崎書店)


板橋 雅弘 作
シゲリ カツヒコ 絵

定価 1300円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

子どもから見た世界。
私たちも見てきたはずなのに、
もう忘れているんですよね。
いつも、トイレに行かせるとき、
どうしても息子、娘なので
お兄ちゃんには一人で行かせちゃう。

でも、やっぱり心細い時があるみたいで、
僕この子の気持ちわかるなぁ~って。

~読み聞かせの感想~
まず、手に取って、表紙を見たとき、
何だか映画の広告を見るような、
そんな不思議な感覚に陥りました。

絵のタッチもそうですが、
絵を見る視点が、子ども目線でしかも立体的。
奥行きを感じるんです。
なので、絵本を読みながら、
主人公を目で追いながら、
周りの人たちもざわざわと動いているかのように錯覚します。

主人公は小学生のお兄ちゃんと幼い弟。
ショッピングモールでトイレに行きたくなった弟は、
一人でトイレに行くことに。
トイレを済ませて、出てくると元の場所にはお兄ちゃんとお友達がいない。
でも、本当はお兄ちゃんたちはふざけて近くて隠れているだけだったのですが・・・。

私も同じようなことを小さい時にやっていたのを思い出しました。
泣きそうになる弟を遠くで眺めて・・・。
可愛いからこそ、いじめてしまう、そんな感覚ですが、
今の時代危ないよなって親になると考えます。

読み聞かせながら、うちの子どもたちは、弟目線で読み進めていました。
だから、息子は思わず「トイレに行くとき寂しい」と一言。
共感していました。

実はこの絵本には、もう一つの楽しみ方が。
キャラクター探しの要素もあります。
この子も迷子になっているのかな。

いろんな視点、どの年代の方が見ても面白い絵本だと思います。

しずくのぼうけん(福音館書店)

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今朝は東京でも強い雨が降りました!
実は今日は息子の生活科見学だったのですが、
見事に中止・・・
妹が一生懸命てるてる坊主を作ってくれたんですが(笑)
来週木曜日にリベンジです♪

しずくのぼうけん(福音館書店)



マリア・テルリコフスカ さく
うちだ りかこ      やく

ボフタン・ブテンコ    え

定価 900円(税別) 
全24ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

小学生になると、なんとなく水の流れは理解できるようです。
必死に、次はこうなるんだよと展開を教えてくれます。
年長の長女は、しずくさんの展開に
興味津々な様子。
そんなこと考えてると長女が
「雨が全部しずくさんだったら大変だ♪」


~読み聞かせの感想~
雨が長引いた日などにピッタリな絵本かもしれません。
もともとはポーランドの絵本です。
我が家では外国の絵本を読むときには
世界地図で、国探しをしてから絵本読みに入ります。

結構遠いところのお話だね~
なんて会話をしながらスタートです。

表紙はしずくさんが、
まるでワインを持つかのように優雅に一輪の花を持っています。
でも実際に物語は、バタバタ♪

バケツから飛び出たしずくさん。
庭で動いていると体が汚れちゃって
困ったのでクリーニング屋さんに。

でも、このクリーニング屋さんはドライクリーニングだった・・・

こんな感じで旅が始まります。
基本的には「水の循環」
環境教育絵本かもしれません。

けっこうな目に合っちゃうしずくさんですが、
いつも口をポカーンと開けて、
なんか大した事なさそうな顔してるんです。
それがおかしくて、子どもたちはケラケラ。
また少し、お水の大切さに気付いてくれると嬉しいなと思います。

そらのこのおはなし(フレーベル館)

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今日は曇り空の東京です。
子どもたちは、雲が大好きです。
飛行機の音がして、雲に隠れて飛行機が見えないと
雲に乗ってながめたいねなんて話をしています。

まんなかのはらのおべんとうや
そらのこのおはなし(フレーベル館)




作/やすいすえこ
絵/重森千佳

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

メルヘンちっくな登場人物を久しぶりに見ました。
ほんわかとした物語の世界と
きらびやかな雲の上の不思議な世界の
コントラストが面白いです。

~読み聞かせの感想~
表紙を見たとき、動物家族のほんわかなお話かと思って手に取りました。
しかし、実際にはこのアナグマさんは独り身。
でも、地域に溶け込んで、とっても楽しい毎日を送っています。

なんだかこの場面設定だけで、
NHKのニュースになりそうな雰囲気です。

このアナグマさんはお弁当屋さんなのですが、
とってもみんなから慕われていて
あなパパさんなんて呼ばれています。

そんなあなパパさんとみんなでピクニックへ行った時のお話。
とってもおいしい料理が並んでいるのを見て、
天から声が聞こえます。

さぁこっからがメルヘンチックなお話です(笑)
突然世界観が変わるのでびっくりしますが、
子どもたちは空の上をのぞけるとあって
けっこう興味を持って聴いています。

ぜひ読んでいる方も一緒に不思議な世界に浸ってみてください。

アリゲール デパートではたらく(ブロンズ新社)

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今日は長男の通っているPTAのお祭りでした。
夫婦で時間帯をずらしてお手伝い。
絵本を読んでいるときは、ただの子どもですが、
友達とどんどん一人で遊べるようになっているのを見ると
成長を感じますね。
妹はまだ一緒に回ってくれますが、いつまでのことか・・・。
楽しい時間を共有できる絵本の時間は、
親にとっても大切な時間だなって思います。

アリゲール デパートではたらく(ブロンズ新社)


植垣歩子 作

定価 1400円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

一人一人の人が個性豊かに描かれています。
表紙の裏には、たくさんの人の中から見つけてほしい
登場人物が描かれており、
まるでウォーリーを探せのようなワクワク体験もできます。

~読み聞かせの感想~
一瞬、色遣いがどこかの外国の絵本かなと思いました。
そんな繊細な絵の中で、どのページでも
主人公のアリゲールくんは存在感があります。

大きな体に、優しい目。
電車で旅をしていたアリゲールくんは車窓からデパートを見つけます。
そのデパートで、食事をすることにしました。
おいしくておいしくて、食べ過ぎてしまい
とうとうお金が足りなくなってしまいます。

そこで、その足りない分をデパートではたらいて返すことに・・・
でも、ワニさんのはたらく場所って・・・
どこへいってもトラブル続出。
さぁ、どうしましょう?!

とっても広い角度で、一つの場面を描いているので
登場人物の数が多く、
読み聞かせをしていてもすごく目移りします。
保育園とかで読んだら、収拾がつかなくなるかな(笑)

でも、デパートの様々な売り場ではたらく姿は、
アニメーションを見ているかのようによくわかります。
とっても、楽しくなってしまいます。

ページ数が多いわけではないですが、
丁寧に読んでいくと、
または、後ろに戻ったりしながら読んでいくと、
20分くらいかかってしまうかもしれません。
時間に余裕のある時に読んであげたいですね。

2017年10月6日金曜日

はやくおおきくなりたいな(校成出版社)

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雨で気温も下がり、娘のお鼻もぐじゅぐじゅ。
秋の花粉も飛んでるし、
衣替えで何となくホコリに出会うことも多くて、
家族みんなで鼻かぜです。

はやくおおきくなりたいな(校成出版社)


サトシン 作
塚本 やすし 絵

定価 1300円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

子どもたちは見事に騙されました。
ちょうど、今年の夏に昆虫の展示会に行き
たくさんのカブトムシやクワガタに出会ってきました。
そんな、過ぎ去った夏の思い出を
みんなで思い返しちゃいました。

~読み聞かせの感想~
なんだか、不格好でいて愛らしい登場人物たち。
なんとなく温かみがあります。

最近子どもたちは、私たちをみて、
「いいなー、大人は!!」っていうことが多くなりました。
小2の息子は特に私とケンカをすることも増えて、
今まで見たいに、適当な言葉では納得させられなくなってきました。

でも、みんな小さいころには思っていたんですよね。
大きくなりたい、大人のように振る舞いたい。

そんな一言が題名になっています。
「はやくおおきくなりたいな」

幼虫のようちゃんは、ケンちゃんに大切に育てられます。
ケンちゃんはようちゃんが、自分の理想の虫になると期待して
毎日毎日、ワクワクしながらようちゃんの成長を見守ります。
夢にまで出てきた立派な大人のようちゃん。

ある夏、とうとう大人になったようちゃんは実は・・・。

今から先のことなんてわからない。
子どもが大人の予想通り育つなんてありえない。
そんなことを大人は感じてしまいましたが、
子どもはそんな事お構いなしに、楽しんでいました。

一生懸命やった結果が思い通りにいかなくても、
それをきちんと受け止めて前に進んでくれる子になってくれるといいな。