2017年11月30日木曜日

どんぐりにんじゃ と たいほう!!(スズキ出版)

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いつもより早く帰ってきたパパを見つけて
大はしゃぎの娘。

抱きついて、しがみついて・・・
椅子の上に立ったと思ったら
肩車を強制的にさせてww

パパって存在も案外
大変なんだなーと
無責任に思った瞬間です(笑)

どんぐりにんじゃ と たいほう!!(スズキ出版)




作・絵 浅沼 とおる

定価 1300円(税別) 

全24ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

子どもたちって、
戦いごっこが好きな子とやらない子
本当にハッキリと分かれますね。

我が家は大好き。
毎日、ポケモンとドラゴンボール祭り。

そして、娘が泣く。。。

いつものパターン。

そんな子たちも色んな忍術で楽しめる
分かりやすい絵本です♪


~読み聞かせの感想~
忍びの任務を受けるどんぐり忍者。
現在のご主人はしろいぬ。
そして、敵はひげねこ。

とってもわかりやすい構図です。

ひげねこ城へ行き、ひげねこの悪だくみを暴きます。

いとも簡単に忍び込んだひげねこ城には
しろいぬを攻め立てようとするひげねこだらけ。

そんな状態なのに、侵入を見破られてしまい大ピンチ。
次々と忍術を繰り出し、ピンチを切り抜けます。

ただ、ピンチはいくつもやってきます。
子どもたちには、毎回のピンチが新鮮なようで
息子なんて技を繰り出すがごとく
「シュッシュ!シュッシュ!!」
声が出始めます。一緒に戦っているんですね。

小さな子でも分かりやすい話の展開。
可愛らしいキャラクター。
そして楽しい技。

大人目線では、読みごたえは微妙ですが、
子どもたちには十分楽しい絵本です。

気楽に読み聞かせてあげたい絵本ですね。


2017年11月28日火曜日

あっ!みーつけたっ!!(光村教育図書)

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今日は、娘の幼稚園のお買い物ごっこ。
子どもがお店屋さん、親たちが買い物をする人。

今回、娘はお好み焼き屋さん。
鉄板からヘラ、かける青のりまで色紙で手作り。
ちゃんと青のりは小袋に入っています。

途中、鉄板で火傷して「あっちっち♪」
なんて演技をして、満面の笑みを浮かべる娘。
いろんな人の前でも堂々としている姿に
成長を感じ、うれしい一日でした♪

あっ!みーつけたっ!!(光村教育図書)




作・くすのき しげのり
絵・大島 妙子

定価 1300円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

この絵本に感動してしまいました。

家族が家族のことを想う。
そこに、理由なんてない。

喜ばせたい、助けたい、
自分にできることを懸命にやる。

そんな大切なことに気づかせてくれる
本当に素敵な絵本です。

これこそ、読み聞かせ絵本の王道です。


~読み聞かせの感想~
ある男の子が学校の帰りに目に留まったのは石。
ライオンみたいな形の石。
これを見つけて何かをひらめきました。
そこから男の子の丁寧な石集めが始まります。
いろいろな形の石を大事そうに集めます。

そして、その石にペイントを施します。
カラフルな色の絵具で、作り上げたのは動物。

ライオンにキリンに・・・
まるで動物園のように次々と石を集めます。

と、ここまでは普通の可愛いお話。
子どもたちとも、どんな動物ができるかねなんて
何も考えずに読み進めました。

雰囲気が変わったのは
男の子が夢中で石を拾い
ポケットに入れようとすると
ポケットが破れてしまった場面から。

そのポケットを縫ってくれたのは父親でした。
普通は・・・なんていうことじゃないけど、
素直にお母さんは?!と思わずつぶやいてしまいました。

でも、読み進めると答えが分かります。
男の子には妹がいて、
その妹は病気で入院をしていました。

そんな妹に、石の動物園を作っていたのです。
お母さんは、その妹の看病でいなかったのです。

10歳くらいの男の子。
この頃ってまだまだ親に甘えたいとき。
どんな気持ちで普段過ごしていたのかなと。
そんな日常の中でも妹のことを健気に元気づけようと、
石の動物園を作る男の子。

物語だとしても、
展開に驚きつつ、感動してしまいました。

つらい時も、悲しい時も、
一緒に生きていく家族。
妹のために頑張ることが
実は自分の支えだったのかもしれないなと
読み終わってふと感じました。

2017年11月26日日曜日

ふゆやさいのふゆやすみ(ひかりのくに)

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昨日は地下鉄に乗ってのお出かけでした。

久々に先頭車両に陣取りww
運転席をのぞき見。

つい最近まで、抱っこしないと見えなかった運転席。

息子は余裕で・・・
娘は懸命のつま先立ちで、

母は楽になったものです。

汗だくの電車乗車の戦い。
もうないんだなぁ~と、
また寂しくなりました。

ふゆやさいのふゆやすみ(ひかりのくに)



作・林 大林
絵・柿田ゆかり

定価 1280円(税別) 

全26ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

ダジャレって、はまった時は
本当に尾を引いて面白いですよね。

でも、面白くないダジャレでも
あまりに繰り返されると
根負けしたように
笑いのツボに入ってくるのは
なんでなんでしょう・・・

そんな絵本です(笑)


~読み聞かせの感想~
寒い日が続いた時期に、
「冬」という季節を意識し、
手に取った絵本です。

絵本って季節の移り変わりを疑似体験できる
結構、大切なツールかなと思ってます。

今は、どんな野菜だって基本一年中スーパーにありますもんね。
東京には畑もなく、
子どもたちは、なかなか作物で
季節を感じられないのが現状です。

そんな母の悩みを解消してくれることを期待し
絵本を開いてみたのですが、

冬野菜の登場人物
だいこんくんやにんじんくん、ごぼうくん
とっても可愛らしいです。

・・・が、素敵なくらいに
始めから最後までダジャレ祭り。

ダイコンさんが混みあった温泉に入りながら
「ダイコンざつだぁ」

ゴボウさんが次のことに進むのに
「レッツ ごぼう!!」

こんなのが、ずぅーっと続きます。

こどもたちも、理解するのに時間がかかるダジャレ。
読み聞かせしながら、反応が数秒遅れの
まるで衛星中継のようにやりにくい(笑)

ただ、そこに変に笑わそうという意図は感じられず
爽やかなんです。
だから、ストレスなく読み続けられます。

本来の季節を感じるというのは
少し難しい絵本ですが、
一緒に楽しむ観点からは
十分楽しめる絵本だと思います。

ちなみに大勢に読み聞かせをする場合は
じっくり練習されてからのほうが良いです。
なぜなら、大人でも難解なダジャレが
けっこうちりばめられていますので。

↓なつやさいシリーズも出てます。秋も春もありますね。

しょうちゃんとあけっぱなしおばけ(絵本塾出版)

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最近、買い物に行っても
結局子どものものしか買ってない。

なんだかんだで自分のものは我慢しちゃう。

最後に子どもとサーティーワン・・・

矛盾している自分にため息。。。

しょうちゃんとあけっぱなしおばけ(絵本塾出版)


高橋 徹 作・絵

定価 1300円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

しつけって一言で言っても難しいなって思います。
特に我が家はお片付け。

やろうという気持ちはあっても、
できない感じ。
どう片付けたらいいのか分からないみたい。

きっと、片づけやすい環境を
もっと作ってあげたほうがいいんだろうけど・・・。

あけっぱなしおばけの続編で
かたづけおばけでも出ないかな。


~読み聞かせの感想~
我が家のもっぱらの課題はお片付け。
気合を入れれば、私を含めできるんだけど、
なかなか日ごろから使ったものをもとに戻すのは苦手。

出しっぱなしな感じ。

今回はそれによく似たあけっぱなしおばけの登場!
子どもたちに分かりやすく、
誇張された表現にもいやらしさがなく、
すーっと入ってくる感じ。

主人公のしょうちゃんは、
何でも開けっ放しにしちゃう
だらしのない男の子。

そんな子がある日、
開けっ放しにした引き出しから声を聞きます。
まるで、呼ばれるように引き出しの中へ。

そこには摩訶不思議なあけっぱなしおばけの世界がありました。
この世界では何でも開けっ放し。
許されちゃうしょうちゃんには願ったりかなったりな世界。

でも、ここで出会った王様の姿を見て
開けっ放しの怖さやかっこ悪さに気づきます。


とってもわかりやすい絵本。
ハチャメチャだけど、やっぱり開けっ放しはだらしない。
そんなことに気づかせてくれる絵本です。

読み聞かせ後は子どもたちも
何かを開けっ放しにすると
あけっぱなしおばけが出るよと脅かしあってます。
おふざけというより、注意の象徴。
ちょうどいい塩梅のしつけ絵本かなと思います。

2017年11月22日水曜日

おでかけどうぶつえん(学研)

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歯抜けラッシュの我が家。
そして、8歳の息子より6歳の娘のが
歯が抜けているという事実。

女の子のが成長が早いのは本当なのでしょうか。

ただ、娘の歯、生えてこないんです。
健診でも引っかかっちゃって。

今日は歯医者さんへ。

そしたら、レントゲンで歯があることは確認!
これで安心と思ったら・・・

顎が小さくて、生えてこれないかもしれませんとのこと。
そして、そしたら矯正かなだって。

金額40万。
痛い、いたすぎる・・・
けど、体のことだからね。
うーん、子育てってお金かかるわ、ほんとに。

おでかけどうぶつえん(学研)



文:阿部 浩志
絵:北村 直子
監修:成島 悦雄


定価 1400円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 30分程度

焦っているときに、
読み聞かせようと開いた絵本。

間違いでした。
図鑑絵本。
とっても可愛く、物知りになれる絵本。
雨の日や退屈なとき、
じっくり覗き込みながら一緒に読みたい絵本。

~読み聞かせの感想~
夜、寝る前に読み聞かせを行いました。
布団に入って、三人でぬくぬくしながら絵本読み。
とっても幸せな時間です。

・・・が、失敗です。
今回手に取った絵本。
図鑑絵本でした。

動物園に行ったような気分になれます。
始めに動物園のマップがついていて、
順路に沿って、
可愛い絵を中心に動物の紹介がされています。

内容も充実していて、
大人でも「へぇ~」と
驚かされることがたくさんありました。

ただ、読み聞かせじゃないですね(笑)
今回は私の単純ミス。
子どもたちは興味津々にあちらこちらを
どんどん読み進めてくれます。

私も説明文を読み続けますが
結局30分もかかってしまいました。

とにかく、手抜きのない
素敵な図鑑絵本。

ぜひお時間のある時にじっくり読み進め、
とっても可愛い動物たちのことを
たくさん知ってあげてください。

2017年11月20日月曜日

くすのきだんちのあめのひ(ひかりのくに)

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寒い、寒い!
本当に、この時期としては異常かなと思うほど。

今日も幼稚園の読み聞かせボランティアに行ってきました!

・・・が Σ( ̄ロ ̄lll)
あまりの寒さにホールに園児が出てこない。

ボランティアでもクラスごとの読み聞かせと
自由遊びの時間に読み聞かせコーナーを
開設して行う読み聞かせがあるのですが、

本日は後者。
なのに、ホールに暖房を設置してないものだから
寒さに強い組は、読み聞かせコーナーをすっ飛ばして外遊びへ!

寒さに弱い組はぬくぬくと教室内。

「わたしとえほんとホール」

なんだこれww

くすのきだんちのあめのひ(ひかりのくに)






作:武鹿 悦子
絵:末崎 茂樹

定価 1200円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

雨の日は外の人通りが減り
雨音にいろいろな音が吸収されて
部屋の中は静かなことも。

そんな中でも、それぞれの生活があって
みんな生きてる。
淡々と、でも力強く。


~読み聞かせの感想~
2017年4月初版と新しい絵本です。
でも、この「くすのきだんち」シリーズは7作目。
わが家ではすっかりおなじみとなりました。

その中でも今回は特に静かな展開。
物語は、静けさを保ちながら淡々と進みます。

場所はある森の大きなクスノキ。
このクスノキは、様々な動物の住まいになっています。
現在は10階建て。中にはレストランがあったりもします。

今回は、雨の日。
住人のカエル君は大喜び。
管理人のもぐらのもぐさんも理解不能はテンションで
雨の中ピクニックへと出かけていきます。

一方で、多くの住人はクスノキの部屋で
思い思いの時間を過ごします。

この表現の仕方が、誇張がなく、のんびりと、
外の音が聞こえない静かな様子で心地いい。

読み聞かせをしていても、
大きく盛り上がることはありません。
でも、子どもたちは食いつくように
絵本を眺めています。

きっと、動物のそれぞれの生活を想像しているのでしょう。
絵本には少し想像を膨らませてくれるようなアイテムが
絵本に描かれています。

夜の寝る前、少し楽しい夢のためにも
子どもたちとのんびり絵本を読んでみませんか。

2017年11月18日土曜日

さよなら ママがおばけになっちゃった(偕成社)

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皆様にご心配いただきました息子の体調不良、
無事、回復いたしました。
温かいお言葉ありがとうございました。

ちなみに、回復しすぎて、エネルギーを持て余し、
家が破壊されそうです。
あー、病気に戻ってと思ってしまう私に
ちょっぴり嫌悪感ですww

さよなら ママがおばけになっちゃった(偕成社)




のぶみ 作・絵

定価 1200円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆
読みごたえ度      ☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

たぶん、価値観の問題なのだと思います。
死をテーマにした絵本は、
あまり茶化してほしくない・・・
そんな気持ちが私は強いので
評価できなかったのかな。


~読み聞かせの感想~
前作【ママがおばけになっちゃった】では、
亡くなってしまったママが
息子の今後を案じて成仏できず
我が家に帰って、奮闘するお話でした。

強がっていても、生意気言っても
母と子の関係は変わらず、
互いに思いを伝えあう場面では
ストレートには言えずとも
照れながらも言葉にしてやり取りする姿は
私自身と子どもたちの関係に重ねて、
深く考えることがありました。

その前回作の続きが
今回のえほんです。
場面はお葬式。
本当のお別れをしなければならない
母と子の姿を描いています。

たた・・・
今回は正直読んでいて手ごたえがありませんでした。
なんだか、ただのギャグマンガを読んでいるような
本当の気持ちや考えさせてくれるような場面設定
がありません。

それどころか、お葬式の写真が間違ってる場面では
珍しく怒りがこみ上げてきました。

期待したからかな。
お葬式は最後のお別れの場。
そのことをやっと理解しはずめる子どもたちに
誤った感覚を持たせるのではと心配してしまいました。

絵は可愛いですし、
前作はまずまずかなと私は思っていました。

でも今作は、あまりに死を軽視していて
好きにはなれませんでした。

子どもたちも薄ーい反応。。。
ちょっとお勧めできない絵本です。


2017年11月16日木曜日

あかいありの ぼうけんえんそく(偕成社)

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息子のお熱は結局「溶連菌感染症」でした。
まだ、のどが痛かったり、薬が苦くて
錠剤がのめなかったり。

学校でそこまでは流行ってなかったのですが、
かかるときはかかるので、諦めて看病に専念します!

私もかからないようにしないと。
ということで、本日は手抜き・・・すみません。
読み聞かせの記録に。。。

あかいありの ぼうけんえんそく(偕成社)





かこ さとし 作・絵

定価 1100円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

かこさとしさんの絵本って
なんでこんなにリズミカル何でしょう!
読み聞かせ始めると、雪の塊が坂を転げるように
滑らかに、大きくなりながら進んでいきます。


~読み聞かせの感想~
春を描いた前著『あかいありとくろいあり』という作品があります。あわせて読むととっても面白いと思います。

この本は40年以上前に発行された絵本のお話です。
でも全く色あせていません。

あかい蟻の小学生たちが、ぼたもち山を目指し、冒険遠足に出かけます。
体調不良の息子も、自分たちの全校遠足と重ね合わせて
嬉しそうに聞いています。


遠足は個性豊かな4グループで参加します。
長棒をもった強いお父さんありたちの「せんとうぜんしんはん」。
炊事だけと思いきや強い強いお母さんありたちの「きゅうえんきゅうしょくたい」
個性豊かなおばさんたちの「だんけつだんごだん」
PTAのおやじの会みたいな「くみたてこうさくぐみ」

このグループに守られながら遠足は進みます。
 

途中には巨大生物や思わぬ出来事が起こりますが、ご安心を。
4つのグループが素敵な方法で解決してくれます。

かこさとしさんならではの、言い回し。

えい!えい!えい!
やあ!やあ!やあ!
えいやあ!えいやあ!どっこいさあ!

ぜひ、みんなで声を合わせて言ってみてください♪

2017年11月15日水曜日

どろぼうがっこう だいうんどうかい(偕成社)

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とうとう息子がお熱でダウン!
一日38℃台で苦しそう・・・
まだ朝の段階でインフルの検査ができなかったのだけど
何となーく嫌な予感。。。

いつもは賑やかな家が一人かけるだけで
何となく静か。
妹さんもちょっぴりトーンダウン。

小学生になって少し忙しかったから
二人の時間を大切にしてあげようと思います。


どろぼうがっこう だいうんどうかい(偕成社)






かこ さとし 作・絵

定価 1100円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

メロディーのない歌詞があったらどうします?!
わたしは即興で歌ってみたはいいものの
本当に昭和のメロディーになってしまいました。

体調のすぐれない息子ですら苦笑い!

~読み聞かせの感想~
このお話は、以前記事にした
どろぼうがっこう ぜんいんだつごく(偕成社)

のその後のお話。
とはいっても、このシリーズは40年以上前のもの。
絵にも、言葉にも、どこか懐かしく古臭く、
それでいてどこか今の絵本にはない味わいを感じます。

文字数はけっこうなボリューム。
言葉使いもところどころ難しく
小学生が読むくらいのがちょうどよいかもしれません。

どろぼう学校の生徒たちが、お勤めから戻ってきたあとの
村の運動会のお話です。

あいかわらず歌舞伎役者のようなくまさか先生を筆頭に
泥棒を彷彿とさせる名の登場人物が活躍します。

運動会なので、みんなで様々な競技を行うのですが、
ありそうでいて、結局へんてこな競技が続きます。
みんなで「あきす音頭」なるものを踊ったり。


でもその楽しい運動会でお昼の時間に事件が起こります。
生徒の大切なお弁当や服などがなくなりました。
みんな泥棒なんだから、みんな疑われてもおかしくないような感じですが・・・
ドタバタ劇がとっても楽しい展開です。


ただ、読み聞かせとなると一番のメインはどろぼう学校の校歌!
歌詞は3番まできちんとあります。
でもね、当然ながらメロディーはありません。
読み聞かせの場面、あなたならどうします?!


2017年11月13日月曜日

おさるのこうすけ(童心社)

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ぐぐっと朝の気温が下がりましたね。
今日は子どもたちが振替のお休みで、
後楽園の室内遊具に遊びに行きました。

元気よく遊ぶ二人。
でも、周りの子はもっと小さくて(笑)
いつの間にこんなに大きくなったのか。
嬉しいやら、寂しいやらの毎日です。


おさるのこうすけ(童心社)





武田 美穂 作・絵

定価 1300円(税別) 
全36ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

いつも一緒にいると煩わしい。
でもいないと寂しい。
そんな、人のわがままな一面を
子どもたちが素直に表現している作品。

~読み聞かせの感想~
うちは2つ違いの兄と妹。
でも、おうちで妹はサルって呼ばれたことも・・・。

物語では元気いっぱいの弟、こうすけくんが
お姉ちゃんのお祭りについて行ってしまいます。
普段は仲のいい姉弟。
でも、やっぱりお姉ちゃんだって一人になりたい
って思うときだってあるはずで、
とうとう人混みでわざと手を放してしまいます。

一瞬清々したのかもしれません。
でも、その後に襲ってくるのは後悔。

やはり家族って大切な存在なんだなと
分かりやすく伝えてくれます。

わが家のような子どもたちだけの
少人数の読み聞かせでは、
お祭りでの迷子シーンなどで
ここにいるよとか、
そっち行っちゃだめだよーとか
声を出して物語に入っていました。

幼稚園で読みきかせをしたのですが、
逆に迷子シーンが見たい子が多くて
プチパニックww
みんな立ち上がってしまいました。

どちらかというと
親子でじっくり読み聞かせてあげたい絵本です。

2017年11月11日土曜日

トリックアイ ルバニーカのカーニバル(ポプラ社)

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地域の学校が70周年で式典に参加してきました。
とっても厳かで子どもたちも一生懸命に取り組んでいて
いつか我が子もこうやって立派になってくれるかなと
ウキウキしてしまいました。

ただ、残念なのは大人。
保護者のひそひそ声や居眠り。
来賓なんて足くんで寝てて。

自分がどのように見られているか、
今この場はどういう姿勢いるべきか、
もう少し考えてほしいなと思います。

立場によって見え方が違うのかな・・・


トリックアイ ルバニーカのカーニバル (ポプラ社)




ハヤシ シロー 作・絵

定価 1300円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

読み聞かせではないですね。
でも、子どもたちとあーだこーだと触れ合うには
最高の絵本だと思います。
うちの子たちも初体験だったので
絵本をくるくる。
自分が逆さになったり。
アクティブな絵本♪

~読み聞かせの感想~
休みの日は、子どもたちが何気なく持ってきた絵本を
読み聞かせしています。
今日は「トリックアイ」
だまし絵、錯覚を逆手に取った楽しい絵本。
ストーリー性はほぼないに等しいですが、
一枚一枚、ページをめくるたびに、
目の前に広がるフアフアした世界。

定規を持ち出したり、離れてみたり、
変化しているのは私たちの脳みそなんだけど、
子どもたちは当然ながら
絵本が変化していると思い、なぜを問い続けます。

正直、この現象を正確に理解させるのは難しいですが、
不思議な見え方があるんだな、
自分もこの錯覚を生かしてみたい、
みたいな雰囲気は感じることができました。

主人が読んでくれたのですが、
結局は私を巻き込んで4人で絵本とにらめっこ。
だんだんと大きくなる子どもたちと
また楽しい時間を過ごさせてくれた絵本です。