2017年11月1日水曜日

こぐまとめがね(金の星社)

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元気に遊んだあとの
無防備な寝顔に今日も癒されました。
あと何年この幸せな気持ちを味わえるのだろう。
なぜだかいつも、幸せの後に寂しさを感じるのは秋だからでしょうか?!

こぐまとめがね(金の星社)





こんの さとみ 作
たかす かずみ 絵

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

読み聞かせの後に
いつもお話に関する問題を出すのですが
今回はそれよりも先に小2の息子が
「この本、道徳にすればいいのに!」

何だか成長を感じる一言でした。

~読み聞かせの感想~
主人公のくまさんは、動物園や映像で見るくまさんとは違います。
小さくて可愛らしく、そして寂しげなクマです。

原因は大好きだったおばあさんをなくしてしまったこと。
そして、その寂しさや喪失感を拭い去ることができず
引きずりながら生活しています。

そのくまさんが、おばあさんの形見としてかけているのが眼鏡。
目のいいくまくんには、かける必要のないものですが
おばあさんの温もりを忘れないように、かけ続けます。

食事もとらず、おばあさんを失った悲しみに暮れるくまくん。

そのくまくんの異変に気付いているお友達がいました。
うさぎさんです。
食事もとらないくまくんが心配で、
「なにもいわず」扉の前に木の実を置きます。

しかし、くまくんは眼鏡をかけているため、
木の実に気づくことなく過ごします。

すると体力の原因を迎えたくまくんは倒れてしまいます。
その時、そっと助けてくれたのはうさぎくん。
その優しさにほっこり胸があったかくなります。

絵の温もりと相まって、普段は騒がしい二人も
じっくりお話に聞き入ってしまいました。

普段から助けること、力を合わせることは伝えているつもりだけど、
こうやって「そっと」「声掛けなどせず」「見守る」
そんな人の支え方は伝えることが少ないかもしれません。

普段とは違う人との関わり、命との向き合い方を教えてくれる絵本だと思います。

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