2018年1月30日火曜日

かさぶたってどんなぶた(あかね書房)

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娘の幼稚園では
1年の締めくくりとして
お遊戯会を行います。

昔話や童話の劇を行うことが多く
昨年は「スイミー」をやりました。

そして、今年は
「かさこじぞう」
をやるそうです。

これから練習が始まるそうで
役決めも原則子どもたちで行うのが特徴。

ということで、娘に聞いてみました。
「何の役をやりたいの?」

そしてら娘は元気いっぱい
「雪♪」

Σ(゚Д゚;エーッ!
私が焦って
「雪って役あるの??」
って聞いたら、

「あるよー、ヒュ~~~って言うの」
ですって。
笑わせていただきました。

かさぶたってどんなぶた(あかね書房)




編集:小池 昌代
画 :スズキ コージ

定価 1800円(税別) 

全40ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

言葉には不思議な力がありますよね。
音があって、リズムがあって、表情がある。

さらに文字から声に出して読むと
誰一人として
同じ読み方はできない。

だから、読み聞かせって面白い。

~読み聞かせの感想~
とにかく、とっても楽しい絵本です!

何が楽しいかっていうと
言葉を存分に遊んでいます。

音で遊び、意味で遊び、間で遊び。
見開きに羅列された文字を
一生懸命読むだけで
子どもたちは大笑い。

そこに、不思議な絵が
目に飛び込んでくると圧巻!
参りましたという気分になります。

絵本の構成は
さまざまなリズムの
日本語で書かれた詩が
紹介されている詩集です。

40ページの中には、
次から次へと不思議な世界が広がります。

その一つが

阪田寛夫さんの
「お経」という詩。

電車馬車自動車
人力車力自転車
交通地獄通勤者
受験地獄中高生
合唱練習土曜日
空腹帰宅晩御飯

これをリズムよくお経みたいに読むと
読んでいる大人が吹き出してしまいます。

たくさんの素敵な日本語に出会える本。
それが「かさぶたってどんなぶた」という絵本です。

2018年1月28日日曜日

わたしのいもうと(偕成社)

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昨日は、息子の土曜参観日。

道徳で個性を認め合う素晴らしさについて
それぞれの子どもたちが考えていたところ

先生から大切な発問が!

手を勢い良く挙げる息子♪

私が参観しているのに気づいてくれたのか
先生が息子をご指名!

私はドキドキしながら
様子を眺めていると

息子はモジモジしながら

「忘れちゃいました(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪
ですって。

先生も私もズッコケましたよ コケッ!!(ノ_ _)ノ=3

頑張れ息子!

わたしのいもうと(偕成社)



ぶん:松谷 みよこ
え :味戸 ケイコ

定価 1200円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

この本は
いつもの読み聞かせとは違い
小学5年生に読み聞かせた絵本です。

まだ、我が子には読み聞かせはしていません。
でも、いつかは必ず考えるべきこと。
私は時期を見て、読もうと思っています。

~読み聞かせの感想~
作者、松谷みよ子さんは
「いないいないばぁ」や「オバケちゃんシリーズ」など
数々の作品を世に送り出してきた絵本作家です。

その松谷さんに
ある女の子から
直接届けられた手紙。
その内容がこの絵本になりました。

手紙を出したのは姉妹のお姉さん。

絵本の内容は
妹が小学校に入り楽しそうに
通っていたところから始まります。

しかし、ある時突然に
「いじめ」
が始まった。

悪口を言われ
物を汚され
無視をされた。

そして、いもうとは
学校へと行かなくなった。

いもうとは、
いつしか部屋に閉じこもり
口を利かなくなり

そして、
食べ物すら食べなくなった。

親がスープを必死に流し込み
何とか一命をとりとめる。

でも、決して癒えることのない傷。
止まらない時間。

いじめた子たちは何もなかったかのように進級し、
妹の家の前をはしゃいで通学する。

一方で、その家で妹は口を閉ざし
鶴を折り続ける。

いつしか部屋は鶴でいっぱいになる。

それでも時は止まらない。
そしていじめた人は
何事もなかったように成長する。

妹は時が止まったよう生活を送り
最後はひっそりと死を迎える。



小学5年生だと語彙も増え
相手とケンカしたり
悩んだりしながら成長していく時期。
それを大人がサポートしていきたいと思うけど
どこかでそれを見落とすと
このような不幸は起きてしまう。

「いじめ」という言葉があっても
そのいじめという言葉の重みは人によって違う。
だから、
今の行動が、今の声掛けが、
実は相手の心の傷になっていることは
誰にでもあることなんだと知ってほしいと思い
この絵本を読みました。


非常に内容は重く
絵も見ていて苦しい。
でも、それ以上に大切なメッセージを残してくれる
大切な絵本だと私は思いました。

2018年1月26日金曜日

かいじゅうたちのいるところ(冨山房)

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忘れ物が多い息子。
整理整頓ができない息子。

とっても可愛いけど
毎日忘れ物している姿を見ると
思わず怒っちゃう。

すると
「僕だって忘れたくないよ!!!」
と息子が絶叫。

手を貸してあげるべきか、
できる限り自分でやらせるべきか
本当に悩んでしまいます。

もうすぐ小学3年生。
まだまだ悩みは尽きませんね。

かいじゅうたちのいるところ(冨山房)




さく:モーリス・センダック
く:しんぐう てるお

定価 1400円(税別) 

全40ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

人生の中で
本当にごく稀に
夢か現実か
悩むことがある。

現実と知りホッとしたり
夢と知ってがっかりしたり

きっと子供たちは
これからたくさん体験するのだろうな。

~読み聞かせの感想~
絵本だからこそ表現できる世界があると思います。
そういう世界観を持った貴重な絵本。

いたずら好きの少年マックスは
そのいたずらの度が過ぎて
お母さんを怒らせてしまいます。

そして、夕食抜きという罰を与えられ
部屋に閉じ込められてしまいます。
そこは月明かりの薄暗い部屋。
そこでマックスは一人反省の時間を過ごします。

しかし、少し経つと
部屋の中に木が生え草が生え
森が出現します。

そこからマックスは不思議な冒険を始めます。
うめき声を聞き、
船を見つけ、
かいじゅうのいる島に向け
何日も何日も舟をこぎ続けます。

そしてやっとの思いで辿り着いた
かいじゅうの島で
かいじゅうの王様にのし上がります。


かいじゅうが突然なんで出てきたのだろうと
私が不思議に思っていると
息子がこれお母さんだよと教えてくれました。

私は全く気付かなかったのですが
きっとマックスは怒られ不満を持ち
その解消をするために
かいじゅうを大人に見立て
自分が大人を指示することで
不満を解消していたのかもしれません。
それに気づく息子、恐るべしww



そんな島での生活も長くは続かず
かいじゅう達に食べられちゃいそうになるので
島を脱出し、何日も舟をこいで
始めの森に戻ります。

ここで、ふとしたことで
森は普通の部屋に戻り、
現実のマックスに戻ります。

そして、部屋には温かい夕食が運ばれ
幸せな様子で絵本は終わります。


背景の説明がほとんどないので
起こること起こることが
摩訶不思議。
そして、なぜだろうと考える。

大人にもぜひ読んでほしい絵本。

絵のトーンは静か。
読み聞かせも淡々と。
でも、子どもたちは食いついてみてくれると思います。

2018年1月24日水曜日

うれないやきそばパン(金の星社)

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最近、世の中のことに敏感になった息子。

噴火のこと、雪での事故のこと
学校でも話してくれているのかな

疑問に思うことは
たくさん質問してくれます。

ただ、家で話したことも
同じように学校で話しているのだろうと思うと
間違ったことを教えられなくて

私まで、時事に強くなった気がするのでした。

結果(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!ライ‼

うれないやきそばパン(金の星社)



ぶん:富永 あい
え :いぬんこ
さく:中尾 昌稔

定価 1300円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

自信のない人に伝えたい。

誰かは必ず見てくれているよ。

だから、諦めない
放り出さない、
自分を大切にしようね。

~読み聞かせの感想~
表紙から
「出オチ」
です。(((o(*゚▽゚*)o)))異

ちょっぴりずるいなと思いつつ、
手にとってページをめくることにしました。

絵本自体が何となく年季の入っている作り。
古いというわけではなく、
少し色使いが黄ばんだ…
表現が難しいのですが

新品!!って感じじゃないのです。

逆に言うと味わい深いとも言えます。

お話はとあるパン屋さんで売られているパン屋さんのお話。

おじいさんの ふるいふるい パンやさん
きょう うれたのは……
しょくぱん1こ
クリームパン3こ
メロンパン2こ
ジャムパン1こ
あんぱん1こ
カレーパン1こ
そして やきそばパンは ひとつもうれませんでした

こんな書き出しで始まります。
もうここで子どもたちは笑っていましたw

そして売れ残るパンたちは
ゴミとして捨てられる運命。

捨てられるパンたちの会話が
ミョーにリアルです。

そんなパン屋を変えるべく
ご主人が町のパン屋に足を運びます。

そこで見たのは、
いかにも流行に乗った
インスタ映えしそうな
派手なパンたち。

ご主人は店に戻り、
真似して創作パンを作ります。

すると、どうでしょう。
今までの客足が嘘のように回復し
派手なパンは大人気。

・・・でも、
今までのパンは相変わらず売れません。

そんなある日、
母と子のお客さんがやってきます。
子どもは当然のように
派手な流行りのパンに飛びつきます。

お母さんも当然、流行りのパンを買うと思いきや
・・・
なんと焼きそばパンを買いました。

懐かしいと言って感動し、
嬉しそうに頬ばります。


特徴あるキャラクターのパンたちが
リアルとファンタジーの間を
パン屋さんの中で駆け巡ります。

一生懸命新しいことを始めることも大切だけど
根気強く取り組んでいると
報われることもたくさんあるよって伝えられる
素敵な絵本だなと思います。

読み聞かせでは、
場面やキャラクターに応じて
声を変えてあげると
リズム感が出て楽しいかなと思います。



2018年1月22日月曜日

数ってどこまでかぞえられる? グーグルのもとになったことば(評論社)

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東京では久々の積もる雪です。
雪国の方には申し訳なく思いますが、
東京にいると
この雪をいつまでも眺めていたい気分になります。

子どもたちの雪遊びも笑顔いっぱい。

明日から道が凍結したり大変だろうけど
ほんの少し異空間に染まります。

数って どこまで かぞえられる?
グーグルの もとに なった ことば(評論社)





さく:ロバート・E. ウェルズ
やく:せな あいこ

定価 1400円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

今、降っている雪の粒も
「1グーゴル」
には足りないのだろう。

でも、この辿り着かない
数があるからこそ、
世の中が落ち着くんだろうな。

どんな大きな数にも
呼び名はあるだろうと
思ったことはあっても

数の呼び名が足りなくなるなんて
考えたこともないから。

~読み聞かせの感想~

OK!Google♪

最近、CMでよく聞きますよね。
小気味よい音楽と
素敵な風景や驚きの場面。

わが家でも、何かと出てくるフレーズ。

今回の絵本は
あのGoogleさんの名の由来にもなった
数の単位に関する絵本です。

絵本では、1本のバナナという量から始まります。

そのバナナ1本に
10をかけたらどうなる?
と問い続けます。

10本のバナナに10をかけたら?

100本のバナナ!

やがて、バナナだけではなく
お札やコンテナなどを使い
1000、1万、10万という数を
絵とともに分かりやすく説明してくれます。

数は100万、1000万、1億、10億…
ドンドンと膨れ上がります。

普通なら、ただ大きいねとか長いねで終わってしまう大きな数。

それを、じっくりイラストとともに考えさせるのが
この絵本のすごいところかなと思います。

途中、1ドル札で説明しているところは
訳すなら円でもいいのかなとも思いました。
ちょっと子供にはなじみがなく
イメージが持ちにくかったようです。

それでも、段々と増えていく数に途中から
「うぉー」と無意味な歓声を上げる我が子たち。
かけ算真っただ中の小学二年生はもちろん、
幼稚園年長さんにも、しっかり数の概念は伝わった様子。

最後は「グーゴル」という単位
1にゼロを100個つけた数。
地球上の原子の数を集めても辿り着かないとてつもない数。
でも、数字としては明確にある量。
大人の私でも不思議だなーと久々に思いました。

表現はところどころ難しいところもありますが
誰でも楽しめる絵本に仕上がっています。

ぜひ、一度「ググる」前に、
読んでみてください♪

2018年1月20日土曜日

木のまつり(新樹社)

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わが家では夫さんが運動大好きなので
子どもたちも毎日トレーニングしています。

毎月、いくつかの種目が設定され
毎日決められた回数をやると
その日の欄にマークがつけられる、
そんな習慣があります。

今月はトレーニングの一つがお相撲とのこと。
基本、夫さんのいるときは
子どもの相撲の相手をしてくれるのですが
いないときは私がお相手します。

二人合わせて十番!

娘はいいとして
息子とのガチンコ勝負は
さすがにちょっと負担です( ̄ロ ̄lll)

相撲見ながら相撲取ってるあたし。

周りには見られないようにしよーっと。

木のまつり(新樹社)




作:新美 南吉
絵:鈴木 靖将

定価 1200円(税別) 

全25ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

久々に、
「いつまでも眺めていたい・・・」
本当に心の底から思える絵本。

色使い?絵の構成??

いやいや、そんな単純な物じゃない。

深くて温かい
引き込まれる世界観は圧巻です。

~読み聞かせの感想~
作者の新美南吉さんは
あの「ごんぎつね」の作者。
29歳の若さで亡くなっています。
そのため、作品数は多くありません。

だから娘がいつもの図書館で
ロシアンルーレット方式により手に取った時、
正直、新美さんに絵本なんてあったのかと驚きました。

物語自体はいたってシンプル。
綺麗な花を咲かせた一本の木。
しかし、その場所は誰も通らない寂しい場所。
自分に自信はあるのに、誰にも褒めてもらえない。
そんな悔しい気持ちでいたところ
蝶やホタルが訪れて
賑やかな一夜「まつり」を過ごします。


この絵本の最大の魅力は
そのシンプルな物語を
どこまでも深く、深く、
引き込んでくれる魅力的な絵。

豊富な色使いに、花や虫の生命力。
そして素敵な風景の数々。

こんなに長い時間、絵を眺めたのは久々かもしれません。
派手なキャラクターがいるわけではありません。
物語に驚きがあるわけでもありません。
淡々と、でも鮮やかに。
一枚一枚にグッと引き寄せられる何かがあります。

新美南吉さんの世界観をより豊かにしてくれている絵本だと思います。

2018年1月18日木曜日

いちにちこんちゅう(PHPにこにこえほん)

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ただいま、娘さんストライキ中♪

夕ご飯もお風呂もテレビも
「絶対、やらない、見ない!!((# -з))プイッ
とのことw

私はそうなんだーとニヤニヤ見守っていますw

ちなみに、ストライキの理由なんですが、
「パパが早く帰ってきたのに、どうして肩車してくれないのよ!」
ですって(笑)

パパは幸せ者ですね♪

いちにちこんちゅう(PHPにこにこえほん)



さく:ふくべ あきひろ
え :かわしま ななえ

定価 1200円(税別) 

全36ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

この本に出会って
最初に思い浮かんだのが
「香川照之さん」

NHKの教育テレビで
「カマキリ先生」
として昆虫番組をやっているんですよね。

あの番組も初めて見たとき
この人がこんなことと思いましたが
この本もそれに劣らず・・・
ぶっ飛んでます♪

~読み聞かせの感想~
いまこういう絵本が流行ってますね。
擬音をたくさん使って
子どもたちを楽しませる絵本。

読み聞かせしたとき
子どもたちの反応はバッチリ大笑い♪

主人公が虫を見ながら
想いを馳せるところからスタートです。
「昆虫になりたいな」

主人公の男の子が
ドンドンと昆虫になっていきます。
そしてページをめくると
毎回吹き出しそうな絵と擬音が
迫力満点に描かれています。

昆虫の種類は
カブトムシ、セミ、トンボ、フンコロガシ・・・
言葉でお伝えするのは難しいのですが
普通の絵本のテンションを越えた
ぶっ飛んだページになっています。

ちなみに、わが子たちのお気に入りは
蝶とセミ!
ネタバレしちゃうと、
面白さも半減しちゃうので
ちょっとここでは控えておきますね。

もう一つ、読み聞かせをするなら
テンションを上げて読みましょう。
勢いある声で読んであげると
幼稚園生はもちろん
小学生でも笑ってくれますよ。

同じシリーズの絵本がたくさんあるのですね♪
片っ端からチャレンジしてみようかな!

2018年1月16日火曜日

おならおばけ(講談社)

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年長さんの娘がマラソン大会に出ました♪
結果は優勝!!

1kmを4分53秒で走ってしまいました。
私より早いんですけどww

素直に嬉しい一日です。

おならおばけ(講談社)




さく:かとう まふみ

定価 1300円(税別) 

全36ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

おならをしても、
笑いあえる仲って
大人になると意外と少ないかも。

エチケットも大切だけど
許しあえる温かい心があれば
きっと大人も子供も

もっともっと住みよい世界になりますよね。

~読み聞かせの感想~
主人公の男の子の名前は「おーちゃん」
この男の子が夜、おならをしたことから
物語が始まっていきます。

思いのほか大きなおならをした男の子。
気持ちよくって、ガッツポーズまで出てしまいます。

すると、どこからか不思議な声が。
おばけです。おならおばけ。

このおならおばけは、ただおならをすれば出てくるのではありません。
気持ちの良いおならでなければ出てきません。


私は人生でそもそも気持ちの良いおならをしたことがありません・・・。
家族でも恥ずかしくて、トイレに駆け込みます。
そんな私をあざ笑うかのような絵本ですw


おならおばけは、気持ちの良いおならをしてくれた男の子に感謝します。
世界はおならでつながっている。
おならをすることで住みよい世界が作られる(笑)
と力説してくれます。

そして、そんなおならには、
ケンカをしたときに仲直りをする力
泣いている子を笑わす力
自分を学校まで運んでくれる力
宇宙に行ける力
があると説明してくれます。


始めは、そうだよねーと言えるけど
最後は完全にフィクション。
あまりにベタなボケですが、
それが子どもたちには大うけです。


絵本の中にはたくさんのおならの音が表現されています。

子どもたちはうんちやおしっこ、おならが大好き。

よく考えてみると、誰もがする生理現象。
だからこそ子どもたちの共通に笑える楽しいことなのかもしれません。

エチケットは気になるかもしれませんが
お家で思う存分読んでみてください。

家族の中がまた一段と良くなるかもしれません。

2018年1月14日日曜日

いけいけ!しょうがくいちねんせい(小学館)

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子どもに振られました。

土日に息子とお出かけを計画したら
「友達と遊ぶ~♪」
だって。

もうすぐ
「絵本いいや」
って言われる日が来るのかな。

怖いです…ね。

いけいけ!しょうがくいちねんせい(小学館)



ぶん:中川 ひろたか
え :北村 裕花

定価 1300円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

子どもでも、大人でも
新しい場所で過ごすとなれば
不安がいっぱい。

でも、それを乗り越えちゃうと
居心地よくて愛着が出てくる。

この階段一段を登らせてくれる絵本。

~読み聞かせの感想~
長女は年長さん。
今年の4月から公立の小学校に進級します。
幼稚園に通っているお友達は3分の1ほど
同じ小学校に通います。
お兄ちゃんだって、すでに通っています。
何より場所が我が家から30秒(笑)

それでもね、
やっぱり不安なんですって。
この前お風呂でそっと教えてくれました。


この絵本はそんな不安がある
「新一年生」
とそれを支えてほしい
「上級生」
のために描かれた絵本。

2年生や3年生にとって
こんな時期もあったよねと笑ってくれればいいのだけど
ちょっぴり、先輩たちを小ばかにする表現も入ってるので
大人が少しフォローをしてあげるといいかなと思います。

いけいけ!ごーごー!いちねんせい!
いいぞ!いいぞ!いちねんせい!!

こんな掛け声からこの絵本は始まります。

そして、校門を全力で駆け抜けながら
お兄さんお姉さんの
2年生を「にんじんぼうず」
3年生を「じゃがいもぼうず」
と表現しちゃいます。

まるで、不安な気持ちを振り切るように。
勢いそのままに6年生まで野菜に例えて
走り回ります。

そして、小学1年生が並んで横断歩道を渡ります。
渡りながら、

いちばん ちいさい しょうがくせい。
ひよこみたいに かよわいんだから
やさしくしなくちゃ いけないわ。

そんなことを言っています。

そして、こんどは動物に例え

2年生はにわとり!
3年生はさる!

と次々と表現していきます。

ここで終われば、
生意気ないちねんせい
で終わってしまいますし、
教育的にどうなのよと思うのかもしれません。
実際にそうレビューしている人も見受けられます。


でも、この絵本のこの1ページが大切。

でも ちょっぴり ふあんな こころ
ぽきんとおれそうになる
うまれてはじめてのことばかり
ときには なみだもこぼれるね

そして、次のページには

言葉がなく

小学1年生がニワトリやサルのお兄さんお姉さんに囲まれ
楽しく過ごしている姿が描かれています。


大人でも緊張した時、
お客さんはすべてジャガイモだと思えとか
言われたことありませんか。

小学1年生にとって
小学校の生活に慣れるまでは
学校にいる間中
ずーっとそんな緊張の中にいるのかもしれません。

緊張しちゃうからこそ
その裏返しで
お兄さんお姉さんを物に例えちゃう。

でも、本当はもっと自然に生活したいけど
今は無理。
だって、緊張してるから。
そんな風に私は捉えました。

そんな子にとって
この絵本は救いになると思います。
どんなお兄さんお姉さんも優しいよって。

そして、この本の気持ちを理解してほしいのは
本当は小学5年生や6年生かもしれません。

忘れてしまった1年生の緊張。
数年後に迎える中学入学の緊張。
みんなで助けていこうねって。

だから、私はこのちょっぴり危うい表現でも
しっかり読み聞かせ
お話をしていきたいなと思いました。

新1年生に限らずぜひ幅広い年代に読んでいただきたい一冊です。

2018年1月12日金曜日

さんすうサウルス(福音館書店)

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昨日は、鏡開きでしたね。
皆さんはお餅を食べましたか?!

わが家は、平日だったので
夕ご飯のデザートにお汁粉を出しました。

そしたら、見事に意見が真っ二つ。
何かっていうと

粒あん派?
こしあん派?

男性陣はこしあん派!
女性陣は粒あん派!

私から言わせると
こしあんのお汁粉なんて
何にも楽しくないじゃん!!
と思うのですが、少数派なのかな??

地域によってはお汁粉じゃないとこもあるんですよね。

とりあえず美味しかったです♪

さんすうサウルス(福音館書店)




ぶん:ミッシェル マーケル
え :ダグ クシュマン 
やく:はいじま かり

定価 1200円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

昨日も泣きながら
算数の宿題をやったキミ!

なんでこの絵本だと
こんなに楽しく問題に取り組むの?

やっぱり自分で進んで取り組むことって楽しいよね。

でもね、それと同じくらい大切にしてほしいことがある。

それはね、
嫌だな、苦手だなって思うことにも
粘り強く挑戦すること。

好きなことを全力で続けていくと突き詰めたとき
いつか必ず苦しさにぶつかるはず。

その時に力を発揮できる人になってほしい。

苦しいことにも負けるなよ!!

頑張れ、キミ!

~読み聞かせの感想~
こどもにとって、とっても興味深い恐竜さん。
実は脳みそはとっても小さくて、
そんなに頭が良かった生き物ではないと思われるww

でも、それでも
あの大きな体で、
何でも計算しちゃう恐竜がいたとしたら
なんだか楽しくて、ムフフとなっちゃいます。

さんすうサウルスくんは何でも計算します。
食べたトンボの数や
噴火して落ちてきた岩の数。
獲物となる恐竜の足跡の数に
きょうだいで食べられる恐竜さんの数。

四則計算すべてが入っています。
それに2つずつや5つずつ
まとめて数える方法なんかも分かりやすく描かれています。

わが家は
息子が小学2年生。娘が年長さん。
小学生のが楽しめる絵本かなと思いましたが
読み聞かせの途中で計算大会になったら
意外と娘が健闘し面白いことに。

数自体は日常にあるような数が多いので
未就学児のお子さんでも
最後まで興味を持って
読むことができると思います。

息子は前日、稽古ごとの後
「もういやだ」と泣きながら計算の宿題に取り組んでいましたが
この絵本は大好きなようで
素敵な笑顔を振りまいてくれました。

親としては、笑顔な子供が一番。
だからこそ、こういった読み聞かせの意味を感じる時間でした。