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アブナイおふろやさん(ほるぷ出版)
さく:山本 孝
定価 1300円(税別)
全32ページ
読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆☆☆
読みごたえ度 ☆☆☆☆☆絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆
実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】
読むのにかかった時間 10分程度
湯舟が心地よい季節となりました。
まだ、娘も息子も
お風呂に一緒に入ってくれるのですが、
息子は小学3年生なのに未だにお風呂で落ち着きません。
潜ってみたり、バシャバシャしてみたり、
マリオの世界を私たちに強要してw
一緒にBGMを歌ったり・・・
楽しいのですが、
男の子ってやっぱり女と違う!!
そう思うことが非常に多い今日この頃。
この絵本も男の子5人衆が
妄想に妄想を重ねた物語w
本当にうちの息子にも
この5人衆に入隊してもらいたいと思います。
舞台は近くのお風呂屋さん。
表紙ではお風呂屋さんと分かりますが
中を開くと
すでに男の子たちの妄想がいっぱい。
読み始めから
「こんかい われわれは
ねったいの おうこく
ユポポンタに せいそくする
まぼろしの ぎょじん
イセン・セババの すがたをおう」
意味不明。
でも、実は
「湯ポポンタ」は「たんぽぽ湯」
「イセン・セババ」は「馬場先生」
と逆さに読むと意味が分かる文章になっています。
さてさて、銭湯で繰り広げる男の子たちの冒険とは。
壁画すらも脳内変換。
古代ローマ?
歴史的建造物が並ぶ
それでいてジャングルのような未知の生物のいる空間へと大変身。
少し歩けば、滑って転び
打たせ湯は大きな滝に。
ジェットバスは激流の川になり、
薬草風呂は毒の池に早変わり。
もし、私がこの場で客観的に見ていたら
この男の子たちをどのように思うのでしょうか(笑)
毒を洗い流すという設定で
途中でしっかり体を洗う真面目な一面も。
イバン・セババを追い求め
必死にそこらを探し回る。
銭湯の中だけどw
寝風呂で寝転ぶおじいさんに
モンスターの様な妄想をし、
勝手にドキドキしながら奥へと進む。
最後にイバン・セババを発見するも
力及ばずやられてしまう。
でも、馬場先生だから
最後は優しくお話をして、
また明日、学校で会う約束をする。
最後の銭湯の前でみんなが分かれるシーン。
夕日も描かれていて、なぜだか哀愁漂います。
平成も終わるから、前の前の時代とか言われてしまうかもしれないけれど
昭和の楽しい子どもたち、
そんな姿が存分に描かれている絵本です。
もちろん今の子たちも
銭湯へ行けば
こんな妄想をたくさんしているのでしょうね。
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