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うっかりもののまほうつかい(福音館書店)
さく:エヴゲーニイ・シュワルツ
え :オリガ・ヤクトーヴィチ
やく:松谷さやか
定価 1300円(税別)
全32ページ
読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆☆
読みごたえ度 ☆☆☆☆☆絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆
実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】
読むのにかかった時間 15分程度
この絵本を読まれた方がまず思うこと。
主人公は発明家なの?魔法使いなの?
この物語の主人公は発明家であり
魔法使いの学者さん。
名前をイワン・イワーノヴィッチ・シードロフと言います。
読み聞かせ担当としては何とも大変な名前です。
意外とこの名前が直接出てくるので
ちょっと読み聞かせには苦労します。
さて、発明家なのでロボット作りがとっても得意。
デザインとセンスがあるかは(・・?なのですが
ちょっと不思議な形のロボットをひょいひょいと作り上げます。
そんなイワンがある日道を歩いていると
馬車に乗った男の子と出会います。
そこで男の子に
「馬を猫に変えられますか?」
と魔法を使うことをお願いされます。
そんな簡単に使っていいのかなと思うほど
イワンはいとも簡単に馬を猫へと変身させました。
しかし・・・
うっかりもののイワンは猫を馬に戻すことが出来ません。
その原因は元に戻す魔法のレンズが壊れてしまっていたのを忘れてしまったから
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
そんな重要なことを
淡々と平然と説明をするイワン。
完全に天然のうっかりものです。
少年は猫に変身してしまった馬にショックを受けますが、
この変身した猫は馬の力を失ってはいないとのこと。
イワンは魔法のレンズを直して
必ず馬を元に戻すと約束し
少年は馬の力のある猫に馬車をひかせその日は分かれます。
さて、後日、魔法のレンズを直したイワン。
少年の家へと向かう準備をし始めますが・・・
このあと、予期せぬタイミングで
少年の猫が馬へと姿を戻し、
馬は猫だった時の名残を残し、
この少年がこの後どうなるのだろうと心配する様な
不思議な終わり方をします。
原作はロシアの子供用雑誌に掲載されたおはなし。
魔法使いなら発明しなくてもいいじゃんと突っ込みたくなりますが
そこは夢のある世界。
興味あることに躊躇なく挑戦する
うっかりもののイワンに魅了されています。
主人公の名前が長いところは読み手の頑張りどころ。
ちょっとくらい噛んでしまっても
ぜひ楽しく読んでみてください。
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