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おみくじ(BL出版)
さく:きた あいり
定価 1300円(税別)
全32ページ
読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆☆☆
読みごたえ度 ☆☆☆☆☆絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆
実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】
読むのにかかった時間 10分程度
正月、初詣、おみくじ。
わが家では年始定番のセットです。
+甘酒になるかもしれませんw
さて、今回の絵本はそんなおみくじが舞台。
神社にある筒状のおみくじ。
みんなが真剣に引いています。
出るおみくじによって、
みんなが一喜一憂。
たかがおみくじ。
されどおみくじ。
みんな、なんだかんだでおみくじの結果を大切にしているようです。
しかーし、そんなおみくじが実は誰かの意図した順番で出てたとしたら・・・
実はこの筒状のおみくじには、ちょっとした事情があります。
なんと中のおみくじがお話ができて動けて家族のように暮らしているのです。
そして、人間がくじを引こうとするたびに
「今回はお前が行け!」
と指図する親分がいるのです。
お賽銭をケチったと分かれば「大凶くん」が。
可愛い女の子だと「大吉さん」が。
でも、そんな好き放題のおみくじ集団に大ピンチ。
ひとりの天才少年が現れます。
なんとおみくじの中でおみくじ同士が話していることに気づくのです。
すると少年はおみくじを引きます。
そして、出た「小吉くん」に動じず、
すーっとそのままお持ち帰り。
そしておみくじの棒、小吉くんに懸命に話しかけます。
「おまえ、しゃべれるんだろ!」
それでもしゃべらない小吉くんに今度は耳かきでこしょこしょ。
それでもしゃべらなければ、もっと脅して・・・
とうとう小吉くんはすべてを少年に打ち明けてしまいます。
さて、おみくじの中で行われている不正に気付いた少年はどうしたのでしょうか。
おみくじが互いの力関係だけで決まらないように
対策を考えました。
それが、おみくじの中でおみくじを振ること。
おみくじの中で、おみくじくんたちに「ミニおみくじ」を引かせたのです。
今までは親分の指示で動いていたおみくじたち。
それが、本来の運?縁?運命?神命?で出番が決まり生き生きします。
大人としては、読み聞かせの時に
そのミニおみくじの中に
実はまたミニおみくじたちの争いがあるんじゃないかと
疑ってしまいますが、
子どもたちは、素直に次のお正月を楽しみにしていました。
実はこの絵本の見返しには
おみくじについての豆知識も書かれています。
クリスマスモードの世の中ですが、
気づいた時にはお正月。
ぜひぜひ今のうちにおみくじの豆知識を備えて
楽しいお正月を過ごしましょう♪
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