2017年9月18日月曜日

とうちゃんはかんばんや(株式会社 教育画劇)

3連休の中日。
台風で雨音が強くなっている中読んだ絵本。

とうちゃんはかんばんや(株式会社 教育画劇)




作・平田昌広
絵・野村たかあき

定価 1300円(税別) 
全32ページ

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆
読みごたえ度       ☆☆☆
絵のかわいらしさ     ☆☆☆
子どもたちの共感度   ☆☆

読むのにかかった時間 10分程度

昔を懐かしむ本かな。

~読み聞かせの感想~
はじめ、題名を子どもともども間違えていました。
なぜか知らないけれど、看板屋をかばん屋と。
ページを開けて気づきました。

昭和の香りがする絵本です。
文字も縦書きの太文字、昭和を感じさせる文字です。

かんばんやの息子が父の看板屋という仕事や生き方に
尊敬する一方で素直にそれを表現できない
ちょっとセンチメンタルな部分があります。

絵や物語の展開がややおとなしいので
うちの子たちには少し物足りないようでした。
また、昭和を知らない子供たちなので、
「かんばんや」や「飲んでつぶれるおとうちゃん」が分からず
???
が飛んでいました。

私たち昭和世代は、街並みなど懐かしいのですが、
少し世代が遠かったかな。
もう少し大人になったら改めて読ませたい一冊です。

ちなみに、今日、手作り看板がないか探しながら歩いてみました。
結構まだあるんですね、手作り看板!!
絵本の話で改めて盛り上がれる本です。

主人公のこねずみ「ニリィ」が森で1冊の本を拾います。
その本を落ち着いた場所で読みたいのですが・・・

我が家でも、よくある状況です。
テレビが見たいのに、勉強したいのに、絵がかきたいのに・・・
そんな日常生活をオーバーラップさせながら、聞いていました。

途中で様々な動物が出てきて、鳴き声を響かせます。
こういうところが読み手の楽しいところ。
自分の思い描く動物の鳴き声を思い切ってやっちゃいましょう。
子どもがけっこうゲラゲラ笑ってくれます。

最後の展開は年長さんでも途中で気がつきました。
でも、その絵を見たときみんなでほのぼのできます。
「みんなで仲良く」がテーマかな。

絵にインパクトはありません。
海外のアニメという感じです。
でも、温かさを感じます。
とってもバランスのとれたよい絵本だと思います。

寝かしつけ前の親子の触れ合いにどうぞ。

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