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りょうりをしてはいけないなべ(講談社)
さく・え:シゲタ サヤカ
定価 1400円(税別)
全36ページ
読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆☆☆
読みごたえ度 ☆☆☆☆☆絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆
実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】
読むのにかかった時間 10分程度
お鍋の役割は煮込んだり、炒めたり
料理をするもの。
でも、そんなお鍋が生きていて
目も耳も鼻も口もあったら。
そんな世界を描いた絵本。
料理人が買ってきた新品の鍋。
張り切って調理に取り掛かっていると、
鍋が中身を吹き出してしまうんです。
あっ、沸騰してとかではなく、
単純に口からドバーっと吐いちゃうのです。
調子に乗ってわざと吐いたり
嫌がらせで吐いてみたり。
少し・・・だいぶ意地の悪い鍋だったのですが、
その吐きっぷりの大胆さと言ったら
子どもたちも想定外で大笑い。
一度ならまだしも、繰り返す。
お笑いの基本。
「天丼」
だから後半はページをめくるためにクスクス。
そんな調子の鍋だから
料理長に使用禁止命令を出されちゃう。
棚でジッとせざるを得なくなった鍋は、
始めは意地はって、強がって。
でも、だんだん寂しくなって。
とうとう使ってとお願いしだす。
それでも今までのことがあるから
みんな無視。
そんな時にチャンスは訪れた。
鍋の空きがないくらいのお店の混雑。
料理長があの鍋の使用を許可する。
心を入れ替えた鍋。
口元を緩ませず、
料理人と必死に料理を作り上げる。
困難を乗り切った鍋と料理人。
二人の最後の会話もなんだか素敵。
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