2017年11月8日水曜日

どろぼうがっこう ぜんいんだつごく(偕成社)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

これだけ日によって気温が違うと
どうも体の調子が整わないなぁ~

また家族みんなでズルズルやっちゃってます。

鼻が詰まるとしゃべりずらいので
読み聞かせもちょっと意欲が低下中。
でも、聞くほうは鼻がずるずるしてようが関係ないので
ニコニコお待ちになってます。

ちょっぴり親はつらいなと思ったり・・・

どろぼうがっこう ぜんいんだつごく (偕成社)






かこ さとし さく

定価 1100円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 20分程度

読み聞かせで意外と楽しいのは
歌を歌う場面!

音符なんてないし、
絵と文字で勝手に創作。
そして一緒に歌う♪



~読み聞かせの感想~
「どろぼうがっこう」はシリーズものです。
ある山の中にあるどろぼうがっこうの生徒たちが
街や村、刑務所だって舞台になり
物語が描かれています。

今回は刑務所!
みんなでつかまっちゃったどろぼう学校の生徒たち。
よく見ると先生もつかまってます。
つかまると真面目な生徒たち。
模範的な毎日を過ごしています。

そんな時、どろぼう学校の生徒たちが脱獄を企てます。
みんなで協力して、一斉の脱獄を目指すどろぼう学校の先生と生徒。
準備万端、一日一日を計画通り過ごし
その時を伺います。

もう少しで脱獄の日!
と思ったとき思いもよらぬ出来事が起こります。

絵は昔ながらの絵本の絵。
でも一人一人に個性があって
ゆっくり見ると楽しいです。

どろぼう学校の絵本には
歌や掛け声が非常に多く出てきます。
この場面が楽しみで
いつも近所に迷惑なんじゃないかと思うほどに
一緒に声出ししてます。

読み聞かせとはいっても、
絵本は読む側、聞く側と一辺倒にならず
こういう風にやり取りがあったり
いっしょにできることがあるとまた楽しみが増えますよね。

どろぼう学校シリーズで
ぜひいっしょに声を出して楽しんでください。
ちょっぴり分が多いので、時間があるときにゆっくりと。

2017年11月7日火曜日

おかしのまち(フレーベル館)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

今日は、娘の幼稚園で読み聞かせのボランティア。
でも娘のいないクラスを担当。
そっちのが読みやすいので(笑)
でも園庭で遊んでいた娘が
私の匂いを嗅ぎつけ、
ホールの扉にぎゅーっと
顔を近づけて・・・・視線が痛いww

おかしのまち (フレーベル館)





作・絵  青山 邦彦

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

夢でも何でも浸りたい世界はあるわけで。
どっぷり、こどもとみんなで浸かってきました。
夢の「おかしのまち」


~読み聞かせの感想~
お菓子屋さんに住み着いているこびと、ブラウニー。
この子がケンカをしたご主人を
あっと驚かせてやりたいとお菓子作りに奮闘!

でも、材料自分のものじゃないし
勝手な行動なので、やっぱり怒られちゃって。
お家を追い出され、途方に暮れるブラウニー。

一方で、お店はブラウニーの作ったお菓子を並べて大繁盛。

ブラウニーのすごさにようやく気付くご主人。


もう見ているだけで、お菓子を作っている気になれます。
子どもたちもブラウニーの作業を見て
次はこんなお菓子を作ってみたいなーと妄想中。

とにかく絵も繊細で優しい。
だから食べたいというよりも、
この世界に浸りたいと思ってしまいました。

小学生にも十分読み応えのある本になっています。
ぜひ一度ページを開いてみてください。


2017年11月5日日曜日

ママがおばけになっちゃった!(講談社)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

暖かい日差しの中
今日は近くの親水公園にお弁当を持って
遊びに出かけました。
遊具があったり、水上アスレチックがあったり
けっこう種類が豊富で長い公園なので
朝9時からじっくり遊ぶことができました♪

少し休憩して、今度は家の前で縄跳びにお付き合い。
運動の秋満喫中です。

ママがおばけになっちゃった!(講談社)





さく・のぶみ

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

親なら一度は考えたことがある
自分の死と子どもの人生。
でもなかなかその想いを
共有できる方法ってないんですよね。 
この絵本では、少し笑顔のまま
大切な我が子への思いを伝えることが
できる絵本です。


~読み聞かせの感想~
読み終わった後、
付け加えて、
私の思いを伝えたくなりました。

でも・・・
やめておきました。

絵本の意味することは子供と大人では違う。
楽しそうにお母さんおばけの姿を笑う子どもたちに
タイミングの合わない真面目な話は無用に感じました。

お話はあるとき亡くなってしまったお母さん。
子どものことが心配で成仏できず
おばけとしてこの世に残ってしまった
ママおばけのお話です。

子どもが心配なママおばけはわが家へ。
始めは母を亡くした息子をかわいそうに思い
やることなすことに手助けしてあげたい様子。

でも人ってその環境でたくましく生きるんですよね。
生意気な言葉、賢い考えをもつ息子に
母の見る目もただのかわいそうな子から
どうこの子が生きてほしいかに視点が変わっていきます。

ある日の夜、ママおばけが見える時間、
息子は起きてママおばけを見つけます。

寂しさをこらえながら、たくましく生きていた息子。
でもやっぱりママに会えたのはうれしい。
そんな気持ちが全面に現れた場面です。

最後はお母さんと息子の本音が絵本に描かれます。

読み聞かせでは子どもたちも
お母さんの突込みに笑ったり、
息子の発言にうなずいたり、
でもやっぱり最後は娘がママはいなくならないよね。
と確認してきました。

今すぐにはね♪
と濁しましたが、いつかは訪れる別れ。
それまでに、やれることはやって後悔のない人生にしたいと
素直に思わせてくれる絵本でした。

2017年11月3日金曜日

とってもとってもあいたいの!(フレーベル館)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

3連休ですね。
我が家は新居を建てる前にお世話になった
保育園の運動会に参加してきました。
二人ともちびっこOB・OG として
等旗を持ったり、ゴールテープを持ったり。
下の子なんて、年長さんなので同い年の子がいるのに
気持ちは小学生♪
並んで!なんて怖いお姉さんになってました(^^)

とってもとってもあいたいの!(フレーベル館)




作: シムズ・タバック
訳: 木坂 涼


定価 1300円(税別) 
全30ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

子どもたちはこの世界に
すーっと入り込めたようです。
大人になれば、
誰と会うのかなんてお構いなし。
人と出会うこと、
そのことにワクワク感があるみたい。
その為にも、やっぱり平和な世の中でいてほしいな。


~読み聞かせの感想~
人が人と出会うこと。
そのこと自体が素敵なことであり
生きている温かさを感じさせてくれる絵本です。

絵のタッチは色使いも含め独創的。
どこか、不思議な空間に連れてこられたような世界観。
そこには、女の子が一人。
どこか満たされない寂しげな様子です。

そんな女の子が求めたこと。
それは、遠くの人に会いたい。
誰、ではなく、なぜ、でもない。
会いたい、という思いを実現するために奮闘します。

誰かに会いたいと思ったとき行動できますか?!

読み聞かせ中には、
子どもたちが遠くの人ってどんな人だろうと
たくさん想像をしていました。

お笑い芸人さんのお陰で
地球で日本の真裏はブラジルと勉強した長男は
サンバでも踊ろうかとか言い始めてます。

みなさんは、純粋に人の温かさに触れたいと思ったことありませんか。

そんな心の奥底にある思いに
軽く触れてくれる素敵な絵本でした。

2017年11月1日水曜日

こぐまとめがね(金の星社)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

元気に遊んだあとの
無防備な寝顔に今日も癒されました。
あと何年この幸せな気持ちを味わえるのだろう。
なぜだかいつも、幸せの後に寂しさを感じるのは秋だからでしょうか?!

こぐまとめがね(金の星社)





こんの さとみ 作
たかす かずみ 絵

定価 1200円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

読み聞かせの後に
いつもお話に関する問題を出すのですが
今回はそれよりも先に小2の息子が
「この本、道徳にすればいいのに!」

何だか成長を感じる一言でした。

~読み聞かせの感想~
主人公のくまさんは、動物園や映像で見るくまさんとは違います。
小さくて可愛らしく、そして寂しげなクマです。

原因は大好きだったおばあさんをなくしてしまったこと。
そして、その寂しさや喪失感を拭い去ることができず
引きずりながら生活しています。

そのくまさんが、おばあさんの形見としてかけているのが眼鏡。
目のいいくまくんには、かける必要のないものですが
おばあさんの温もりを忘れないように、かけ続けます。

食事もとらず、おばあさんを失った悲しみに暮れるくまくん。

そのくまくんの異変に気付いているお友達がいました。
うさぎさんです。
食事もとらないくまくんが心配で、
「なにもいわず」扉の前に木の実を置きます。

しかし、くまくんは眼鏡をかけているため、
木の実に気づくことなく過ごします。

すると体力の原因を迎えたくまくんは倒れてしまいます。
その時、そっと助けてくれたのはうさぎくん。
その優しさにほっこり胸があったかくなります。

絵の温もりと相まって、普段は騒がしい二人も
じっくりお話に聞き入ってしまいました。

普段から助けること、力を合わせることは伝えているつもりだけど、
こうやって「そっと」「声掛けなどせず」「見守る」
そんな人の支え方は伝えることが少ないかもしれません。

普段とは違う人との関わり、命との向き合い方を教えてくれる絵本だと思います。

2017年10月30日月曜日

そらまめくんのベッド(福音館書店)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

台風とともに私と息子の体調不良も吹き飛びました。
その代わり昨日は娘と息子と3人で同じ布団に寝ちゃったので
全身が痛い痛い(^^)
年を重ねるたびに寝た後のスッキリ感が失われるのは私だけでしょうか?!

そらまめくんのベッド(福音館書店)




なかや みわ さく・え

定価 743円(税別) 
全28ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度

こどもから、寝る前に読むのはこれだねと
いわれちゃうほど、表紙が寝る前にピッタリ。
そらまめくんが月明かりに照らされながら
とっても気持ちよさそうに眠ってます。
幸せそうだなぁ(^~^)

~読み聞かせの感想~
そらまめのかたちって確かに顔にすると
可愛らしくなる輪郭ですよね。
ここに出てくる主人公も可愛らしい。

お話はそらまめくんがとっても気持ちのよさそうな
さやのベッドを持っているところから始まります。
周りのグリンピース君やピーナッツくんも
あまりの気持ちよさそうな様子に自分も寝てみたいとお願いします。

でも、大切なベッドをそらまめくんは簡単に貸すわけにはいきません。
みんなのお願いを次々に断ります。
そんなある日、ちょっと目を離したすきに
大切なそらまめくんのベッドがなくなってしまいました。

他のおまめさんたちが、欲しくて盗んだのかと思いきや、
大事な生命の誕生に使っている鳥を見つけました。
見つけたらすぐに返せというつもりでしたが
そらまめくんはそっと様子を見つめます。

読み聞かせでは、娘がそらまめくんはがまんした!
と嬉しそうに話してくれました。
最後にみんなで過ごす場面など、
ほんわかする姿が見られます。

いつも優しい絵を描かれるなかやみわさん。
今回も、子どもたちの寝ている姿のような
無垢で柔らかい、優しい絵がたくさん見られ
おすすめの絵本です。


2017年10月25日水曜日

こげぱんのピクニック(ソニー・マガジンズ)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ

小学生の修学旅行中のバスが
玉突き事故に巻き込まれたという報道。
誰があっても悲惨な事故だけど
楽しい車内が一変する恐怖は
子どもには味あわせたくない・・・
お出かけは楽しい思い出であってほしい。

こげぱんのピクニック(ソニー・マガジンズ)




たかはし みき 作・絵
定価 1300円(税別) 
全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆
読みごたえ度         ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ  ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

なんだかとっても不器用なこげぱんくん。
うちの子とは少しタイプが違うけど
どこかにはいそうな子。
子どもたちは、こんな子がいたらどうしようか
あーだこーだと話し合っていました(笑)

~読み聞かせの感想~
たくさんのシリーズがでているこげパンくんの絵本。
とっても可愛らしい表紙なのに
こげパンくんの目が白目。

どこか空虚な感じが漂っています。
人生に疲れちゃったのでしょうか。

自分がこげているのがコンプレックス。
だからいろんな人やことに不信感。
なかなかみんなと行動できません。
でも心の中では、いつも周りを羨ましく思う気持ちも。

そんなときみんなでピクニックに行くことになりました。
みんなでお弁当の準備をしたら、
やっぱり不器用で上手くいかないこげパンくん。
途中で拗ねてしまうこげぱんくん。
でも、みんなはあきらめません。

声をかけ、励まし、褒めて
なんとかみんなで楽しもうと働きかけます。
そんなみんなと仲良くなることができるでしょうか?!

読み聞かせでは、文字を読み上げることもしますが、
どちらかというとキャラクターの表情だったり
行動を解説しながら読み進めていきました。
始めは「こげパンくんダメだよね」ばかり言っていた妹も
最後には、「こげパンくんにこうやって声かけたらいいよね♪」
と相手を考えることができました。

思わぬ効果!
キャラクターの個性がはっきりしているので
幼稚園生にもわかりやすかったようです。