2018年11月30日金曜日

【あなたのなみだスイッチもONになる♪】にいちゃんのなみだスイッチ(アリス館)【心が温まるお話】

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にいちゃんのなみだスイッチ(アリス館)



さく:いとう みく
え :青山 友美

定価 140円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度


~読み聞かせの感想~
小学校に入っていない年長さんと年中さんの兄弟。
今回はこの二人が主人公。

そして物語は年中さんの弟目線で進んでいきます。

仲の良い男の兄弟。
元気で楽しく毎日を過ごしています。

弟はお兄ちゃんが好き。

でも・・・

そんなお兄ちゃんに対して
弟は嫌いなところもあります。

それは、お兄ちゃんが泣き虫なところ。

怒られたときにはもちろん大泣き。

でも、それだけじゃない。

カレーがシャツについただけでこの前は泣いた。

こんなこともあった。
弟がする注射なのに
なぜかお兄ちゃんが弟より早く泣いた。
だから、弟は泣けなかった。

弟はいつも思ってた。
強くて立派なお兄ちゃんが欲しいって。

周りには兄弟がたくさんいる。

どのお兄ちゃんも強くて格好良くて面白くて。
自分のお兄ちゃんよりいい人ばっかりに見えていた。


そんな時、弟は楽しみにしていた遠足の日に風邪をひいてしまう。
本当に本当に楽しみにしていた遠足。
弟はいくと言い張ったけれど、結局お休みした。
そして、家に残って泣いた。
お兄ちゃんは、そんな弟の姿を見ながら気まずそうに出ていった。


弟は眠りについた。
そして、眠りから覚めた。
その時、目の前には駅員さんの格好をした兄がいた。
縄をもって立っている。

「動物園へ行こう!」
兄はそういうと弟と電車ごっこを始めた。

部屋から廊下に出ると
お兄ちゃんが描いた動物が
壁にたくさん貼られていた。

ダイニングにもリビングにも
描かれた動物たちは
とっても生き生きしていた。

そして、電車はリビングで止まると
そこでお母さんが待っていた。

敷物を敷いて、僕と一緒におにぎりを食べてくれた。
弟のなみだスイッチが少しだけ入った。

弟は優しい兄がまた好きになった。



私、久々に泣きました。
正直に言って、深いお話なわけではありません。
でも、読み聞かせをしていて涙が溢れました。

私が子どもの健気さに憧れているからかもしれません。

感受性豊かで、素直な表現をする子供たち。

できる、できないで判断せず、

今できることをしてあげようとする優しさ。

わが家の子どもたちは兄と妹ですし、
小学生なので物語に興味をもつか不安でしたが、
しっかり登場人物の気持ちを理解できたようです。

その後に、すぐけんかを始めたのはご愛敬ですかね。

心温まる絵本をまたひとつ見つけることが出来て
私は幸せです。

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