2018年11月24日土曜日

【今が楽しい少年と人生の浮き沈みを知る老人】きのうをみつけたい!【明日という希望への転換】

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへこのエントリーをはてなブックマークに追加
【Ctrlキーを押しながらクリックしていただくと簡単に投票できます。】
きのうをみつけたい!(徳間書店)



さく:アリソン ジェイ
やく:蜂飼 耳

定価 180円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 10分程度


~読み聞かせの感想~
どうやったら、きのうに戻れるのか。

そのことについて真剣に考え、
答えを導き出そうと行動した少年のお話。

誰しもが考えたことのあるであろう、過去へのワープ。

私なら、その理由は失敗をやり直したいから。

でもこの少年は、毎日が楽しくて仕方ない。

楽しい毎日をまた味わいたい。

そんな、素敵なほど充実した毎日を過ごしている少年が
本当にピュアな思いで昨日を探します。


そして、そんな孫の願いを聞きつけて登場するのがおじいさん。
このおじいさんは、今までの自分がどんな人生だったか
淡々とお話を進めていきます。

前のめりな少年と冷静な老人。

このコントラストがきれいに描かれた絵本です。

おじいさんは少年に
自分にも少年時代があって楽しかったとこ
人生には浮き沈みがあること
そして今が幸せなことを
じっくりと語ってくれます。

大人はこの言葉にずしりと重みを感じるかもしれません。

少年のピュアな昨日へのこだわり。
それが、明日への希望へと変わるのに
そんなに時間はいらなかったようです。


0 件のコメント:

コメントを投稿