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せかいかえるかいぎ(ポプラ社)
さく:近藤 薫美子
定価 1300円(税別)
全32ページ
読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆☆
読みごたえ度 ☆☆☆☆☆絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆
実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】
読むのにかかった時間 15分程度
かえるのせかいもグローバル。
一つの池だけ生活する時代は終わったのかもしれません。
ある池でこんなうわさが流れました。
「せかいかえるかいぎがあるらしいぞ!」
その噂は瞬く間に広がります。
「せかいかえるかいぎ」というとてつもないネーミング。
カエルじゃなくたってどんなもんよとのぞきたくなります。
人間がそんな気持ちになるのだから、
カエルはジッとはしていられません。
せかいかえるかいぎの会場へ
われ先にと大移動が始まります。
その移動している最中にも
うわさ話は広がっていき、
全世界中のカエルが
せかいかえるかいぎにくぎ付けです。
でもね、ふっと思うんです。
どのカエルも思うんです。
「せかいかえるかいぎ」ってなんなんだ。
そう。この噂には、何をやるかが情報としてないのです。
食べ物、住む場所、繁殖について??
噂に尾ひれがたくさんついて回ります。
絵本にはたくさんのカエルが描かれています。
庭先にいそうなかえるから
普段は見ないようなかえるまで、
種別が書かれているので
子どもたちも
「あー、このカエル知ってる!!」
とキャッキャしています。
ページをめくるとせかいかえるかいぎが始まります。
そんな時、雨が降り出し、会議も白熱?!
かえるは踊りだし、お祭りみたいな状態に。
それでもって、なんだかよく分からないうちに
せかいかえるかいぎは終了。
でもこの絵本、ここからが面白い。
会議が終わった瞬間、次の会議の噂がまわるんです。
終わりのページで終了かと思いきや、
裏表紙めくって、表表紙に戻って、
再び1ページ目にお話が「かえる」
ニュアンスが文では伝わりにくいのですが、
永遠に終わらない絵本。
それがこの「せかいかえるかいぎ」
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