2018年1月28日日曜日

わたしのいもうと(偕成社)

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昨日は、息子の土曜参観日。

道徳で個性を認め合う素晴らしさについて
それぞれの子どもたちが考えていたところ

先生から大切な発問が!

手を勢い良く挙げる息子♪

私が参観しているのに気づいてくれたのか
先生が息子をご指名!

私はドキドキしながら
様子を眺めていると

息子はモジモジしながら

「忘れちゃいました(〃⌒∇⌒)ゞえへへっ♪
ですって。

先生も私もズッコケましたよ コケッ!!(ノ_ _)ノ=3

頑張れ息子!

わたしのいもうと(偕成社)



ぶん:松谷 みよこ
え :味戸 ケイコ

定価 1200円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

この本は
いつもの読み聞かせとは違い
小学5年生に読み聞かせた絵本です。

まだ、我が子には読み聞かせはしていません。
でも、いつかは必ず考えるべきこと。
私は時期を見て、読もうと思っています。

~読み聞かせの感想~
作者、松谷みよ子さんは
「いないいないばぁ」や「オバケちゃんシリーズ」など
数々の作品を世に送り出してきた絵本作家です。

その松谷さんに
ある女の子から
直接届けられた手紙。
その内容がこの絵本になりました。

手紙を出したのは姉妹のお姉さん。

絵本の内容は
妹が小学校に入り楽しそうに
通っていたところから始まります。

しかし、ある時突然に
「いじめ」
が始まった。

悪口を言われ
物を汚され
無視をされた。

そして、いもうとは
学校へと行かなくなった。

いもうとは、
いつしか部屋に閉じこもり
口を利かなくなり

そして、
食べ物すら食べなくなった。

親がスープを必死に流し込み
何とか一命をとりとめる。

でも、決して癒えることのない傷。
止まらない時間。

いじめた子たちは何もなかったかのように進級し、
妹の家の前をはしゃいで通学する。

一方で、その家で妹は口を閉ざし
鶴を折り続ける。

いつしか部屋は鶴でいっぱいになる。

それでも時は止まらない。
そしていじめた人は
何事もなかったように成長する。

妹は時が止まったよう生活を送り
最後はひっそりと死を迎える。



小学5年生だと語彙も増え
相手とケンカしたり
悩んだりしながら成長していく時期。
それを大人がサポートしていきたいと思うけど
どこかでそれを見落とすと
このような不幸は起きてしまう。

「いじめ」という言葉があっても
そのいじめという言葉の重みは人によって違う。
だから、
今の行動が、今の声掛けが、
実は相手の心の傷になっていることは
誰にでもあることなんだと知ってほしいと思い
この絵本を読みました。


非常に内容は重く
絵も見ていて苦しい。
でも、それ以上に大切なメッセージを残してくれる
大切な絵本だと私は思いました。

2 件のコメント:

  1. 絵本という形だからこそ、先入観なしに伝わることがあると思います。
    是非読んでみたいと思います。

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。
      本当にその通りだと思います。
      絵本という形態だからこそ
      伝わることってあると思います。

      そして、子どもから大人まで
      一緒に考えていくツールになったら
      いいなと思っています。

      削除