2018年1月20日土曜日

木のまつり(新樹社)

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わが家では夫さんが運動大好きなので
子どもたちも毎日トレーニングしています。

毎月、いくつかの種目が設定され
毎日決められた回数をやると
その日の欄にマークがつけられる、
そんな習慣があります。

今月はトレーニングの一つがお相撲とのこと。
基本、夫さんのいるときは
子どもの相撲の相手をしてくれるのですが
いないときは私がお相手します。

二人合わせて十番!

娘はいいとして
息子とのガチンコ勝負は
さすがにちょっと負担です( ̄ロ ̄lll)

相撲見ながら相撲取ってるあたし。

周りには見られないようにしよーっと。

木のまつり(新樹社)




作:新美 南吉
絵:鈴木 靖将

定価 1200円(税別) 

全25ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度

久々に、
「いつまでも眺めていたい・・・」
本当に心の底から思える絵本。

色使い?絵の構成??

いやいや、そんな単純な物じゃない。

深くて温かい
引き込まれる世界観は圧巻です。

~読み聞かせの感想~
作者の新美南吉さんは
あの「ごんぎつね」の作者。
29歳の若さで亡くなっています。
そのため、作品数は多くありません。

だから娘がいつもの図書館で
ロシアンルーレット方式により手に取った時、
正直、新美さんに絵本なんてあったのかと驚きました。

物語自体はいたってシンプル。
綺麗な花を咲かせた一本の木。
しかし、その場所は誰も通らない寂しい場所。
自分に自信はあるのに、誰にも褒めてもらえない。
そんな悔しい気持ちでいたところ
蝶やホタルが訪れて
賑やかな一夜「まつり」を過ごします。


この絵本の最大の魅力は
そのシンプルな物語を
どこまでも深く、深く、
引き込んでくれる魅力的な絵。

豊富な色使いに、花や虫の生命力。
そして素敵な風景の数々。

こんなに長い時間、絵を眺めたのは久々かもしれません。
派手なキャラクターがいるわけではありません。
物語に驚きがあるわけでもありません。
淡々と、でも鮮やかに。
一枚一枚にグッと引き寄せられる何かがあります。

新美南吉さんの世界観をより豊かにしてくれている絵本だと思います。

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