2017年12月26日火曜日

ふしぎなたいこ(岩波書店)

にほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへこのエントリーをはてなブックマークに追加

学校ってありがたい・・・
幼稚園って素晴らしい・・・

いや、やっぱり一日中子どもといると
体力もちませぬ。

しかも、お昼も大変だし。

一日中てんやわんや。
みなさん、大丈夫ですか??
 
ふしぎなたいこ(岩波書店)




作: 石井 桃子
絵: 清水 崑

定価 640円(税別) 

全70ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 30分程度

日本の昔話
「ふしぎなたいこ」
「かえるのえんそく」
「にげたにおうさん」
が収録されています。

~読み聞かせの感想~
墨の絵が印象的な日本昔話の絵本。
「ふしぎなたいこ」「かえるのえんそく」「にげたにおうさん」という
3つのお話が入っています。 

どのお話も、起承転結がはっきりとしていて、分かりやすいです。
そしてどのお話も、「オチ」があります。

難しい言い回しや、
時代背景が少しわかりづらいところがあるので
上手く説明しながら読み聞かせられると盛り上がると思います。

ちなみに我が家で一番盛り上がったのは
「にげたにおうさん」

浅草が近いということもあり、
鬼という言葉にすごく敏感ですww

このお話は、力自慢のにおうさんのお話。国内では相撲の相手がいなくなってしまったにおうさん。
うわさに聞いた海の向こうの最強の相手に会いに行きます。
そこで出会ったのは、力持ち本人ではなくお母さん。
腰の曲がったおばあさんです。

ところがこのおばあちゃんがただものではない。
山から息子が投げた丸太をキャッチするほどずば抜けた怪力。

そして、息子は山の向こうで仕事をしているというのです。
木こりでしょうか?
自宅の、おばあちゃんめがけ次々と切った丸太を山から投げてきます。

こんな怪力親子を見たら誰だって怖くなるでしょう。

におうさんも例外ではありませんでした。
本人に会う前に、海を渡って逃げ帰りました。

でもね、噂の怪力さんは、そのにおうさんを追いかけ
海を渡ってやってきたのです。

ずしん、ずしんと響き足音。

あまりの恐ろしさに隠れてしまうにおうさん。

怪力さんは、しょうがなく、頭脳戦を持ち掛けます。
いわゆるかくれんぼです。

ずしんずしんと足音を響かせながら
におうさんを探す怪力くん。

とうとう、近くへ迫ったと思ったとき、

あることが原因で

なんと怪力くんは井戸の中へ落ちてしまいました。

見事、頭脳戦を制したにおうさん。
胸を張って、いばっています。

あれ?!でも、力比べで勝ちたかったにおうさん。
本当にこんなラッキーで喜んでいいの??


雰囲気がとっつきにくそうですが、
読み始めると一生懸命理解しようとしながら
聞いてくれました。

太鼓のトントントン
かえるのぴょんぴょんぴょん
足音のズシンズシン

どれも心地の良い軽快なリズム。
表紙からは想像できない
読み聞かせの楽しさが味わえる1冊です。

0 件のコメント:

コメントを投稿