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はじめて小学1年の娘が
友達と約束をして
一人で遊びに行きました。
今まではお兄ちゃんと一緒に行ったり、
私が許可しなかったりしていたのですが、
最近の学校の様子を見て許可しました。
とはいっても、家の目の前の公園ですが。
放課後に子どものいないお家は静かです。
オオカミグーのはずかしいひみつ(童心社)
さく:きむら ゆういち
え :みやにし たつや
定価 1300円(税別)
全32ページ
読み聞かせおすすめ度 ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆
実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】
読むのにかかった時間 15分程度
~読み聞かせの感想~
子どもたちに読み聞かせをして久々に心を揺さぶった絵本です。
オオカミのグーの育ての親はイタチ。
小さい頃は気にもしなかった
その親子の関係が
大きくなるにつれて
「普通とは違う」
ことに気付きます。
そして、その親子関係は
いつしかグーの周りには知られたくない
大きな大きな秘密になります。
グーは決して母親のことが嫌いなわけではありません。
でも、母親との関係は恥ずかしい。
絵本で示されている親子関係は
特殊な関係ですが、
場面としてはどの家庭でも起こること。
読み聞かせをしながら、
わが家でもこんな風に
親を恥ずかしがるときがくるのかなと
思わず考えてしまいました。
オオカミのグーは成長をするにしたがって
力の強いリーダーになります。
ただ、グーは弱さの見せられない
実はとっても苦しいリーダー。
力に頼り、弱いものを押しのけることで得たリーダーの地位。
恨みをかうこともあったようで、
敵対するオオカミの集団から
奇襲を受け、命の危険にさらされます。
その様子をいち早く感じたのは
紛れもなく「親」の母イタチ。
しかし所詮イタチ。
オオカミにはかなわず
ボロボロになってしまいます。
そして、最後にはイタチのお母さんは命を落とします。
絵本にしては衝撃的な内容で
子どもたちも最後は無言に。
でも、間違いなくイタチの母親は最後まで親を全うし、
子どものグーはその想いを受け止め
更なる成長をしたことでしょう。
親と子の関りは永遠には続きません。
どこかで命のバトンを渡します。
その時に、何を伝え、何をつなぐのか、
考えさせられる絵本でした。
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