2018年9月9日日曜日

【本当に運が良いのは誰?】きょうはなんてうんがいいのだろう(すずき出版)【思わず吹き出す】

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きょうは なんて うんがいいのだろう(すずき出版)


さく:宮西 達也

定価 120円(税別) 

全29ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度


~読み聞かせの感想~
「運がいい」という言葉をよく使います。

でも、よくよく考えると
思ったほど運がよくなかったり
実はもっと運のよいことが起きていたり、

どの程度のことを「運がいい」とするのか
けっこう難しいことだったりします。

今回の絵本では、
そんな運の良さのあいまいさを上手くついた
大人のほうがより深く楽しめる絵本です。


主人公はオオカミと大量のこぶたたち。

この世界には入ると眠くなってしまう森があるようで、
群れとなって訪れた大量の豚さんたちが
森でお昼寝を始めました。

大量の豚が寝ている、
そんな不可思議な場面を見つけたのは、
ブタが大好物なオオカミ。

よだれを垂らすほどの喜びよう。
「今日はなんて運がいいのだろう!」

とても一人では食べきれないため
オオカミはお友達にこの絶好の大チャンスを
教えてあげるために家を訪れます。

オオカミは友達に
「こぶたがたくさん寝てるぞ!」
と伝えたかったのに、
お友達のほうが先に
「きのこカレーがあるから食べてって!!」
とお誘いされてしまいます。

心優しいオオカミは、
喜んできのこカレーを食べているうちに
すっかりこぶたのことを忘れてしまいます。

それでも、友達の家を出た後に
こぶたのことを思い出したオオカミは
他のお友達を誘おうと思い、
家へと向かいます。

ところがそこでも、
「アップルパイを食べていって」
とお誘いを受け、
おいしいアップルパイをほおばるオオカミ。

こんなにおいしいものを食べられて
「今日はなんて運がいいのだろう!」

もうこぶたのことなんか忘れてしまい上機嫌。

それでもアップルパイを食べ終わると
こぶたのことを思い出し、
やっぱり食べたくなって友達を呼びに行って・・・


最後のページがシュールで面白い。

こぶたたちが夕方にむくっと起き上がり
「あーよく寝た♪」

そう、こぶたはオオカミに食べられそうになったなんてつゆ知らず、
のんきにいつもの生活へと戻っていくさまが
可愛く描かれています。

本当に運がよかったのはどなた?(笑)

じわじわとくる面白さ、
ちょっぴり単調な展開ですが、
お決まりのオチの連続に
わが子たちは楽しく突っ込んでいましたww

みんなで次の展開を予測しながら
楽しく読める素敵な絵本です。

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