2019年1月16日水曜日

【日本図書館協会選定図書】だましえだいく(フレーベル館)【全国学校図書館協議会選定図書】

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だましえだいく(フレーベル館)


さく:青山 邦彦

定価 1300円(税別) 

全32ページ

読み聞かせおすすめ度  ☆☆☆☆☆
読みごたえ度      ☆☆☆☆☆
絵(写真)のかわいらしさ ☆☆☆☆☆
子どもと一緒に楽しめる度 ☆☆☆☆☆

実際に読み聞かせした夫か私の評価【満点:☆5つ】

読むのにかかった時間 15分程度


~読み聞かせの感想~
主人公は新米大工のハンヅ。
若くてやる気のある元気な大工さんです。

でも、彼の作業する建物はどこかおかしくなってしまいます。

今日は大金持ちの家をつくる工事現場。
ハンヅは張り切って仕事を始めたのに
早くもアクシデント発生です。

現場で棟梁が「おい、早く来ねぇか!」と呼んでも、
「行きたくても行けないんですよー」と大工たち。
そこで絵本の絵をよ~~~く見てみると
あら不思議!!

柱が真っすぐきれいに並んで立っているはずなのに、
気づくと柱の数が変わってる。
梯子は上っても、上っても、上っても同じところを回っている。

ハンズの立てる家はいつもこんな感じの繰り返し。
だから、誰も家づくりを任せようとはしない。

とうとうそんなハンヅには
大工の仕事がなくなってしまいます。

落ち込むハンズ。

そんなある日、
あの家を建てたお金持ちの家で火事が起きます。

逃げ場を失ったお金持ちの家族たち。
そこへ現れたのが、家を建てた張本人のハンズ。

誰も知らない家のへんてこりんない仕組みを
誰よりも理解していたので、
大金持ちの家族を火事から救うことができました。

それからは、ハンズのへんてこりんな家づくりが個性と認められ
大工の仕事がひっきりなしにやってくるのでした。

とにかく、目を惹くのは絵。
建物の細かな質感と生き生きとし表現力には脱帽です。

でも、今回はそれだけでなく、「だまし絵」

青山邦彦さんのだまし絵だけに
いつまでも見ていられる完成度です。

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